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訪問看護って素晴らしい

病院の医療サービス提供と訪問看護の医療提供サービスは
同じように見えて、異なる医療提供サービスとなります。

サービスの優劣の話ではなく、
エンドが異なるため、そういった意味で異なるサービスとなります。

病院の医療は、退院させるために治療を行うことが目的となります。
そのための医療機器や人員体制は充実しております。

訪問看護の医療は、退院後に自宅で生活を営むために、自宅にある環境を踏まえて、
それに沿ったサービス提供が必要となるため、
状況判断を行い、ミクロな部分は個々で異なります。

当然どちらも重要ですし
計画に基づいてこなせる事は共通した要件ですが、
前者はお医者様の指示に基づき、しっかりこなせる
後者は更に、相手の生活に沿ったものも含めて、患者様、あるいはお医者様に最適な方法を導き出せるアセスメント力が必要となります。
難しく考える方もいるかと思いますが、自分の祖父母、親子、兄弟、あるいは大切な人に置き換えると、どうでしょうか?
彼らにとって最も良い状態でいてほしい。
そのためにどうすれば良い?
これを考えて、合意の元に一緒に取り組む
その気持ちを相手に向けることが出来るかどうかです。
看護師や理学療法士、作業療法士、介護士の方々はその思いが必ずあると思います。

人と人との関わりの中で、
病院の中でもそうだったと思いますが、気難しい方などもいらっしゃるかと思います。
相性だってきっとある。

でも、良い状態でいて欲しい
この思いが伝わらない方はいらっしゃらないと思います。

終の住処をご自宅で選ばれる方の
看取りについても直面して行くシーンはたくさんあります。
その人々にとって、エンディングノートはそれぞれの心の中で持ってらっしゃいますし
エンディングを迎えるにあたり、
我々の役割は大切になります。
現実的な意味においても安らかに迎えられるように取り組む。

そこにはひとつの、医療介護の矜持が
あるのではないでしょうか。

うちの看護師等も
看取りの後は、
生き抜いた方々の最期の安らかな表情に、
自分達の行動は関与すべく人達に満足してもらえた。
そんな気持ちで次に必要とされている方の受け入れに進んでいけます。

そんな現場が素晴らしいと
少しでも多くの医療者に伝えていきたい。
そう思って運営していっています!

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