好きすぎて目が眩んでしまいそうになるポルノグラフィティ岡野昭仁作詞作曲の曲

ポルノグラフィティデビュー21周年おめでとうございます~~~!!!勝手に好きになって勝手に離れたのにまた愛し始められるくらい輝き続けていてくれてありがとう、これからも健康で幸せに生きて、時々ライブをしてくれたらもうそれだけで満足です…………

というわけで、今日という素晴らしい記念日に、わたしの愛してやまないポルノグラフィティ岡野昭仁さんが作詞作曲した楽曲の中で、特にこれが好きすぎて吐く!!!!!!!って曲を挙げたいと思います。大体想像つくかもしれんけどもしよければ最後までお付き合いください。

1.ROLL(2005)


イントロからドーン!!間奏のギターでドーン!!感情を押し殺すようなサビ前、からのサビの直球「愛してる」がもうたまらなすぎて聴くたびに言葉にできない何かが胸の奥からあふれてくる。そしてやっぱりいちばんぐっとくるのはここ

君に触れ 君を抱き 温もりや呼吸を感じ
二人の愛 答え知り 手にしたと信じてた
だけど今 君の中 苦しみや悲しみに
触れてしまった 気付いてしまった 僕はそれを恐れてたんだ

恐れてたんだ!!!!!!!!!(ダダダダダダ

ここの無音がたまらん好きですはい

そもそもこの曲は「愛してる」って強い言葉をサビで何度も歌っておきながら、どうも「僕」と「君」以外、いや最早「君」さえも世界の外側に置いてるような物言いをしているんだよね。まだ「君」のことを完全に理解できていないもどかしさや、恋以上愛未満の不安な想いを抱えてる「僕」がどうしようもなく愛おしくなる。この「僕」は別に男性でも女性でもそうでなくても、誰かを好きになった時なら誰でもそんな想いになりそうでとても響く曲なのです。


2.『見つめている』(2000, 「サウダージ」カップリング)

この曲には恋愛観を変えられたよね~正確にはこれと『サウダージ』とaikoの『アイツを振り向かせる方法』なんだけどどちらにしても自分を好きになってもらうためにとにかく「待て」ってことなんだなあと強く思ったのでこんなに待つ女になってしまいました……昭仁さんの罪は重い……

しかし初めて世に出た自分の作詞作曲曲がこれってすごいよな、間違いなくポルノ史に残る爪痕をつけたよね。

ビーチサンダルを履いた指にはさまる砂のように
まとわりついて 離れない 離れないぞ

歌い方も相まってこっわ~~~~~~!!!!!!と今は思うけど中学生の頃は何故だか純愛だと思っていた……エンドロールの良く分からないスキャットと併せて一度聴いたら忘れられない曲です。生で聴きたい。


3.『プリズム』(2019,「VS」カップリング)

ぴょんぴょこ跳ねるようなイントロが軽やかー!これまでの道のりを恋に例えるのはまあありがちっちゃあありがちなんだけど、そのありがちを20周年のタイミングで歌ってくれたことに涙が出る。わたしのこの感情を「愛」って言いきってくれてありがとう、それだけでわたしはあなたのことをずっと愛していられる。サビ入りの「眩しくて」の無音と、相変わらず「ま」の音がすごく好きだなあと実感させられる曲だ。

眩しくて 遥か遠くて 目を逸らしてしまえば 見失いそうで
気付いたら指をさして示してくれたのは君だった

「君」はわたしだし、わたしじゃないかもしれない。わたしじゃなかったとしても、それはそれでいいんだ。


4.『LIVE ON LIVE』(2011,「EXIT」カップリング)

初出は2003年リリースの『"BITTER SWEET MUSIC BIZ" LIVE IN BUDOKAN 2002』で、CD音源としては「EXIT」のカップリングにライブ音源が収録されたけど、やっぱり「DISPATCHERS」で演奏してくれたバージョンを推したい。深みの増した歌声が粗削りな歌詞と合わさってとても沁みるのだ。

わたしたちが彼らを同じ次元の存在と思えない瞬間があるように、もしかしたら彼らもわたしたちを実在のものと思ってない時があるんじゃないかなと思う。それは彼らが謙虚であるがゆえかもしれないけど、お互いにちゃんと現実に存在していて、それを確認する場がライブであるとするならば、「ポルノグラフィティである彼ら」はやっぱりライブでしかその存在を証明できないのかもしれないな、とまで今考えた。

「目の前に映し出される見覚えのあるシルエット」は、もしかしたら今まさに拳を突き上げようとするわたしたちなのかもしれない、そうであってほししくもあるな、なんて。


5.『デザイア』(2015, 「オー!リバル」カップリング」)

はあああ~~~~~~?!?!?!?!?えっち!!!!!!!!!!ポルノグラフィティの名に恥じないこんなあからさまにエロティックな歌詞は珍しい、誰が書いたんだこんなけしからん歌詞、まさか晴一さんじゃなかろうてとドキドキしながら歌詞カード見たら昭仁さんだった時の衝撃は筆舌に尽くしがたい、ほんとえっち 『愛なき…』以来の衝撃

獣が戯れ合うように抱きしめて 首筋 甘噛み くちびるで鼓動感じる

えっと……どうした?ってくらい詩的な表現で本能的な情事を描いた後で、「あなたのことが好きです ボクの全部を投げ出してしまおう」ってサビが終わるのやばすぎん?いきなりど真ん中ストレートの剛速球投げてくるのずるいわ……カップリング曲にしておくのはあまりにも惜しい一曲


6.『FLAG』(2012, 「PANORAMA PORNO」収録)

イントロのギターかっこええなあ!!!時々こういうはちゃめちゃに明るいロックナンバーがくるからポルノグラフィティはいつまでも侮れん。

昭仁さんは晴一さんに比べて直接的な言葉遣いをすることが多いけど、直接的だからこそ歌詞が眩しいくらいに真っ直ぐ届いてきて撃ち抜かれたようになる(『電光石火』とか『ワンモアタイム』とか『真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ』とかもそう)。この曲のヒーロー観はとても漫画的でザ・主人公ってかんじだけど、それがまた気持ちいいくらいメロディと声とにマッチしていて一度聴いたら忘れられないしカラオケで爆音で歌いたい。

運命を共にする僕らに それぞれ背負う旗があるとして
どんな色でも変な形でも素直に讃え合えること
例えば何も書いてない白い旗でも

ここから最後のサビの「この時代には全部正解で一人一人が試されている」と続くんだけど、さらっと「全部正解」って言っちゃうところがすげえなって思うんだよ、その中には自分が正解じゃないって思うものも含まれているかもしれないのに。自分が何を選び取り旗印にしようとしているのかきちんと考えろ、といつも問われている気になる、背筋の伸びる曲です。


7.『惑星キミ』(2003, 「WORLDILLIA」収録)

どちゃくそ可愛いラブソング~~~!!!昭仁さんの「ふわふわ」のせいで一曲まるごとふわふわした曲に聴こえるよ。あとコーラスが分厚くていろんな声が聴こえてくるし、「惑星 OF THE LOVESICK STAR」って何それ可愛すぎる……!!

出逢いなんて星の数だけあるなんて言うけど
ボクにとってキミにとって それはひとつでいいだろ?

全編宇宙的なフレーズが出てきてひとつひとつがとても可愛いんだけどこの部分が特に好き。こんなに好きなのにとてもひとりよがりでいじらしい。恋の一番楽しいところをぎゅうぎゅうに凝縮しきったみたいな歌詞が本当に可愛い。こんなふうに想われたらこそばゆくて幸福だろうな。

可愛いラブソングシリーズは他にも『Sheep~song of teenage love soldier~』『ジューンブライダー』『365日』『スパイス』などがありますが僅差でこの曲を挙げさせていただきました。特に『ジューンブライダー』はこれも本当に可愛い……可能なら夫に結婚式で歌ってほしかった…………


8.『9.9㎡』(2012, 「2012Spark」カップリング)

珍しく歌詞以外の部分が好きな曲。何言ってるかわかんない歌詞も面白いけどそれ以上に疾走感がやばくて歌詞とかどうでもよくなる。イントロのギターやばくない?「ラブコネクショ~~~ン」の言い方やばくない?サビのびよーんびよーんってメロディラインやばくない?気づいたら何度も聴いちゃってるんだよ……やばすぎて……なんでこんなに好きなのか聴けば聴くほど分からんくなる。もしかしたらこの曲別に好きじゃないって人もいるかもしれんなと思うくらい。

やっぱ魅力はギターなんかなと10回くらい聴き直して思った。


9.『夕陽と星空と僕』(2003, 「愛が呼ぶほうへ」カップリング)

これを挙げない訳にはいかないだろうな、と思っていました。ただこれを初めて聴いたのが高校生の頃だったので、なんとなく聴き流してあまりいい曲だって噛み締めたことがなかったんだよね(もったいな!!!!!!)

でも大人になってちゃんと歌詞をきちんと読んだら、昭仁さん作詞にしては珍しく直接的な物言いではないなあと思う。おそらく失恋をしたんだろうけど感情を表す言葉はなくて、「君への想い」「僕の想い」って言葉だけ。そして、美しく描写される景色にもそれは重ねられないまま時は過ぎる。

君の形 僕の形 重ねてはみ出したものを
分かり合う事をきっと愛とか恋と呼ぶはずなのに

このフレーズは本当に的確に愛という感情を説明しているよなあ。そこまで分かってるのに「僕」は相手を理解して受け入れることができんかったんかな。もしくは、理解して受け入れることが自分を偽ることになると思っていたのか。「君」が「僕」と離れたがってたかどうかまでは描写されてないけど、これ以上一緒にいてもどうしようもないから「僕」が諦めるしかなかったんだろうなと思うと本当に辛い、しんどい曲だ。(だから積極的に好きな曲って言いづらいのかもしれない……)


10.『アニマロッサ』(2009)

『リンク』とめっっっっっちゃ迷ったけど僅差でこっちかなああああああ!!!!サビが良すぎんよサビが……畳みかけるように昂る感情をぶつけられるかんじがもう最高なんだよ

君がここに居ることで僕は僕で居る意味を知るんだ
ほとばしる真っ赤な愛情 僕の命を燃やしてる

そこまで言われたら好きにならんわけがなかろう……こんなに熱を持ったラブソングを血管切れそうになるまで歌われたら好きになってしまうじゃないの、ずるいわ


おわり

というわけで唇噛み切りながら選んだ10曲でした~!もっとたくさん書きたいけど今日中のアップに間に合わないんでこのへんで。ロマンスポルノ’20でこのうちの一曲でもやってくれたら嬉しいなー!ポルノグラフィティ大好きー!!!

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