年収600万のくらし
婚活女性が求める年収600万円。
ここらへんまで稼げているかどうかが自立できているかどうかの境なのだろうか。
わたしもこれくらいもらっていたけど、そもそも「家庭を持つのに年収600あれば十分」ってどこからきたのだろうか。
年収600万円と言っても、税金がひかれると400万円くらいしかならず、ボーナスを換算しないと手取りは28万くらいである。ボーナスは貯金に回したいとか思うと、いまどき28万円では物価高もありひとりぐらしでも贅沢などできない。
ひとり暮らしで家賃は8万円くらいの普通の暮らしでビトンもプラダも持たず、まいにちお料理して、まあ、生ハムやワインは遠慮せず買えるかなと言うレベル。
「年収600万円男子」をさがして汗水たらして婚活しても、めでたく結婚しても買えるのはビトンではなく生ハムだし、二人分の家賃生活費を考えると生ハムもあやしい。
600万円=月50万円くらいのイメージでいるなら年収1000万円プレイヤーを探すべきだし、そんなの人口のスー%
そのひとのお眼鏡にかなうメリットが自分にあるのかをよく考えたほうが良い。
というか、人口の数パーセントに選ばれるイイ女になる努力をする暇があるなら自分で600くらい稼げるよう努力するほうが早い。
しかし、「年収」というのはある意味「それだけ社会に認められる仕事をしてきたのだ」という自負にもつながるという意味では、「生活費がたりているかどうか」に次ぐ「プライド」としての意味も大きいのだよなあ。
私の彼氏は毎日飲み歩いてお金を使ってしまっているけど「自分で稼いだお金でできているなら立派なものだ」と思えるけど、あれが一万円でも「親のお金」が投入されていたら、あっという間に「だめんず」の烙印を押す。
私は親が残してくれたお金や不動産で「不労所得」があるので、病気と言うことを考えると非常勤職員になり、週3~4で働いても生活はできるのだけど「いっぱしの給料を稼いでいる」という自負を捨てる。というのがなかなか覚悟がいるのだよねえ。
だいたい、親のお金が投入されて気楽に生きている人はたいてい間抜けな顔をしている。
年収が低くてもそれなりに収支計算ができて、仕事に充実感があればいい顔している。
やはり「生活が自分でできているかどうか」って心にとっては自分を認められるかどうかの大きな原点な気がするなあ。
「おひとりさまです」「アラフォーです」「若くないです」「崖っぷちです」って笑い話にできた裏には「まあ、仕事ちゃんとしてるしね」という自信のようなものがあったからだよなあとも思う。
毎回、この悩みだけど結局今日も結論が出ず、もうすぐ療養休暇が終わる。
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