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「生活観光」という言葉を聞いてみて

こないだ、友人の大学生2名が津和野を訪れてくれて3時間ほど街歩きをした。その中で、「これは生活観光ですよ」と言ってくれた。

私は、ツアーガイドでもなく、ただただ自分の好きな場所を巡りながら話しているだけなので(笑)、そのことが新しいコンセプトの「生活観光」に当てはまると聞いて新鮮だった。

「生活観光」についてググってみると、以下のインタビューがヒットした。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられた岩佐十良氏っである。

このインタビューから「生活観光」に関わる部分を引用すると、以下のようになる。

生活観光とは、その地域の日常の風景を楽しみに行くということ。自分の日常に取り入れられることを学びに行く、異文化の日常を見に行く、新しいものを感じに行く。

ポイントなのは、「日常の風景」「取り入れる」「新しいものを感じに行く」という3要素なのだろう。そして、インタビューに答える岩佐氏は、「哲学」や「学び」の重要性を以下のように指摘する。

哲学の時代だと思っています。世界中の人達が、これからの人生、これからの人間の有様、どうやって生きていくのかを考える時代。経済発展の勢いがあればあるほど、AIやロボットやVRが進み、人間の必要性が問われる社会になっていくだろうと。特にこのコロナ禍でIoTが本格化して、よりそうなったと思いますね。
そのときに、人間を助けるものはなにかというと「学問」なんですが、それにも増して、どうやって生きていくかという「人生哲学」みたいなものが重要になってくるだろうと考えています。

つまりは、人間生活自身とは何か、そしてそこに付随する価値観や生き方をどうするべきか、という「問い直し」時代の到来と「生活観光」はシンクロしていると私は、読み取った。

ここまで考えてみると、実は「生活観光」と地域での「学び」みたいなことと関係人口とは実は地続きの同じ議論なんじゃないかと私見では思うのだが、ちょっとそれを展開するにはインプットが足りていないので、今日はこの辺で!

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