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服部天神足祭り


10月1日は大阪府豊中市にある服部天神宮で開催された足祭りを訪問。
英語でfootで靴を履く足。legはズボンを履く脚、いずれも人にとって足というのは大切な体の部位。
私はランナーでサイクリストでもあるし山にも登る。
特にPEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅というプロジェクトに関わっているゆえに、残り3つの大陸でまだ2万3000キロを走ることになっている。そのためにも足も脚も大切にする必要がある。
足の神様にお願いすべきことはいろいろあるが、まずは足の健康。長く、永く走れる足と脚を維持していきたい。

秋祭りシーズン。
世の中にはいろんなお祭りがあるけれど、足に特化した祭りは聞いたことがないし見たこともない。
それだけに期待して訪ねたところ、いろいろ考えさせられることも多く、面白くて楽しめるものだった。
境内に出された、足に関するグッズなどを扱うブースはじめ、いろんなブースが出ていてそれぞれに個性豊かで興味深いものだったと思う。
特設ステージでは大人も子供も楽しめる企画もあって、足に関していろいろと考えさせられることも多かった。

ここでは、このイベントに参加して気づいたこと・学んだことをまとめておきたい。
足に関していろんなトラブルを抱えている方々も多々おられるとは思う。
シニアの方々で足腰が弱り、実際に立つのも歩くのも困難な方は少なくはない。最新の科学技術では歩くことを補助してくれるツールもあるという。自転車だって電動アシスト自転車も既に普及している。
ただ、人生100年時代、いくつになっても自分自身の足と脚で動けるということが今後は特に大切になってくるはず。
今の若い方々は、自分の足で立って歩いて(走って)移動することを当たり前のように感じているかもしれないけれど、ある日突然それができなくなった時、どんな風になっていくのか?時として考えておいていただければと思う。
車に依存することが多い現代社会。ショッピングモールや駅などでもエレベータやエスカレータがあって、自分の足を使わなくても移動することは可能だ。ただ、それで足を使う機会は激減するもの。
アスリートでもないのであれば、足を鍛える必要は特にないとは思うものの、足を使うシチュエーションをできるだけ持っておくということをお勧めする。
足が衰えるとそれだけ運動量も減る。
かつて、二本足で立つことから始まった人類の進化が始まったと言われている。二本足で立つことが脳の発達を促し、人は道具を作り、集団生活を始め社会的な生き物となっていった。二足歩行は人間の特権でもある。
寝たきりになれば足の筋肉や骨は衰えていく。
我が父は昨年89歳で他界した。亡くなる数年前までは1日に3〜6キロは歩いていた。車の免許を持っていないのでどこへ行くにも歩いていくしかないので歩かざるを得ないのである。
ところが、ヘルニアや肺炎に罹ったりしたこともあって入院する機会が何度かあり、その都度ベッドの上で寝たきりが数日間続いた。
高齢ということもあり、たった数日間だけも足は細くなり、立って歩くのも思うようにならなくなっていったのである。

私個人としては万歩計のソフトをスマホに入れて、最低でも1日1万歩は歩き走りを目指している。
足祭りに来られた方は少しでも足に関心を持たれている方だと思うが、世のほとんどの人は、普段足に関して特に何も感じない・考えない方なのだろう。
日々、自分の体を支え、移動を可能にしてくれている足と脚に感謝し、足と脚を労うことも時には必要かもしれない。

足祭り、来年の開催もぜひ期待したいと思う。

下駄回廊では願い事を書いた短冊が下駄に吊り下げられている。

境内鳥居付近にある特大の一本歯下駄。下駄回廊と共に12月上旬まで設置されているとのこと。

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*YouTube動画リスト:一本歯下駄〜One-Tooth Geta
一本歯下駄クラブ(フェイスブック公開グループ)
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*ライター:
「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦


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