見出し画像

「アドラー派のカウンセラーは、家族構成と子供時代を把握することで、現在の『性格』を明らかにする」

性格(=ライフスタイル)は人生の脚本・地図

人は幼少期10歳位までに完成させたシナリオと地図を使って、生涯にわたって同じ思考・感情・行動のパターンを取り続けると言われています。

カウンセラーがクライエントの精神的、身体的な苦しみを取り除くためには、まずは現在のライフスタイルを明確にし、それが歪んだものであるならば、正しいライフスタイルへと書き換えるナビゲーターとならなければなりません。

アドラー派のカウンセラーが重視するもの

アドラー派のカウンセラーは、クライエントのライフスタイル診断に際して、家族布置分析と幼少期の記憶である早期回想分析を最も重視します。

家族布置分析では、幼少期に一緒に暮らした家族の年齢、職業、性格、身体的および頭脳的な優越性、社会的地位や職業などを明らかにします。

また、それぞれの間での仲の良さ、悪さを図示します。
そうして、両親やきょうだいなどがどのように本人に接していたのかを推測し、それにより形成されたであろう本人のライフスタイル(自己概念、世界像、自己理想)を推論します。

早期回想分析も有効な手法

クライエントが記憶している最も古い記憶もしくは最もビビットな記憶を3~6個話してもらい、それを分析します。

その際、記憶は曖昧でも、極端な話や作り話であっても、問題ありません。
修正や創造された記憶にも意味があるからです。

これらにより、クライエントの現在の性格が明らかにされるのです。

アドラー派のカウンセラーになりたい

今は独学でアドラー心理学を探求していますが、いずれはアドラー派のカウンセラーを目指したいと考えています。

わたしが考える正統派のアドラー派のカウンセラーは、日本アドラー心理学会認定カウンセラー資格だと思っています。

その道のりは、アドラーギルドが主催する、『アドラー心理学基礎講座応用編』『アドラー心理学基礎講座理論編を受講』して、アドラー心理学がわかっていく段階に入り、日本アドラー心理学会が主催する『特殊講義と演習』を受講して、更に理解を深めます。

そこから、カウンセラー養成講座を受講し、試験に合格すると、日本アドラー心理学会認定カウンセラー資格を取得することができます。
(2021年6月現在、カウンセラー資格保持者66名)

目標は高く、日本アドラー心理学会認定カウンセラーを目指します!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?