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「優越コンプレックスとは、劣等感を隠すために自分を強く、偉く、立派に「見せかける」こと。本当は背が低いのに、つま先立ちで大きいふりをすること」

優越コンプレックスとは

優越コンプレックスとは「実際には優れていないのに、優れているふりをする」ことを言います。

アドラーはそれを「背が低い人がつま先立ちで歩く」ことにたとえました。

私でいう所の「実際よりも瘦せてみえるように、頑張ってお腹を引っ込ませている」ことでしょうか。

実際に痩せるために運動をしたりバランスの良い食事摂るなど、生活習慣を改善させるために頑張った方が健全なのは言うまでもありません。

間違ったところにエネルギーを注ぐ

つまり、偉く、立派で、強く、優れた人に「なる」ための努力をせず、「実際よりもよく見せる」ことにエネルギーを注ぐということです。

人からとても博学だと思われたい人がいたとします。
その人が優越コンプレックスを持つと、実際に博学になるための努力はせずに、広く薄っぺらな知識を得るための努力をし、いかにも博学だと見せることにエネルギーを注ぐ訳です。

当然ながら、いつまで経っても本当に博学な人になることはできません。
そして、強い劣等感は永遠に続くのです。

見た目ばかりを気にするとろくなことはない

私も管理職に登用されてからしばらくは、部下から良く見られることに一生懸命でした。

付け焼き刃の知識で部下の育成に携わっても、なんとなく通用するのはほんの一瞬だけです。

すぐに化けの皮が剝がれて、部下からの信頼を失うことになってしまいました。

見た目ばかり気にして、人材育成のスキルを得るための努力をしてこなっかたためなので、自業自得ですね。

課題に立ち向かう道を選ぶ

私が所属する組織には、管理職に対して人材育成のスキルを向上させるための研修が制度として整備されていないことも事実としてあります。

しかし、組織研修がないから自分は成長できないと、他者にその責任を求めても、人のせいにしてるだけで、自分は成長できないことに変わりはないことに気付いたのです。

そして、自らの意志で自らの課題に立ち向かう決心をしたのです。

組織外に自分の成長を求めた

今の会社の社長からの紹介もあり、社外の養成講座に自費で通い、コーチング、チーミングリーダー、キャリアコンサルタントの勉強して、まだまだ修行中ですが、一定のスキルを習得することができました。

今では自信を持って人材育成に携わることができています。

私の経験からも、優越コンプレックスというごまかしは、何一ついいことがありません。

ごまかしによる課題解決の先延ばしをやめて、立ち向かう道を選びたいものですね。

強く見せかけ、評価ばかり求める優越コンプレックスを手放しましょう。


 

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