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「人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は『解説』にはなっても『解決』にはならないだろう。

フロイトの『原因論』に対して、アドラーの『目的論』

フロイトは人は過去により規定され、自分で未来の自分自身をコントロールできないと言いました。なんとも夢も希望もない話しだと思いませんか❓
これを『原因論』といいます。

アドラーはこれに真っ向から反論を唱えました。人は未来の「目的」により行動を自分で決めている。だから、自分の意志でいつでも自分を変えることができると言っています。自分で自分の未来を決められるとは、すごくワクワクすると思いませんか❓
これを『目的論』と言います。

もっと早くアドラーに出会いたかった

私がアドラー心理学に出会ったのはほんの5年前くらいの事です。

私は経済的には決して恵まれていない家庭で育ちました。なので、幼いころからなるべくお金のかかることは親に言ってはいけないと考えていたのです。本当は大学に進学したかったのですが、結局それを親に言うことはできませんでした。そして親には負担をかけない方法で、東京の専門学校に進学しましたが、そもそも目的意思が低かったのと、東京という大都会に負けて北海道に逃げ帰ってきたのでした。

今考えてみると、「貧しい」という過去(当時は現在進行形)により規定されて、自分は大学には進学できないと、自分で自分の未来を決めつけていたことが理解できます。
中学生のころから大学進学を諦めていました。その時にアドラー心理学に出会っていれば、当時の夢だった「学校の先生」になるためには、何をどうすればなれるのかもっと真剣に考えていたでしょう。何せ地元には教育大学があるのですから。

どうせ大学には進学できないと決めつけていた私は、もう少し頑張って勉強すれば管内で一番の進学校に行けたのに、妥協して家からも自転車で通学できる二番目の高校に進学しました。教育大学進学の道はとても遠いものとなってしまったのです。

今からでも遅くないから学位を取得しよう

人生100年時代の折り返しを過ぎて、「学校の先生」という夢はかないそうにありませんが、働きながら大学で勉強して「学位を取得」することはできるんじゃないかと考え、放送大学で心理学を学ぶことを選択しました。

アドラーに出会った今、自分の意志でいつでも自分を変えることができるということに確信を持つことができたので、これからのライフワークは「対人支援」である、この『目的』を達成するために、セカンドキャリアのための準備を進め、なりたい自分になれるように学び続けていこう。






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