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「子供にとって家族は『世界そのもの』であり、親から愛されなければ生きていけない。そのための命がけの戦略が、そのまま性格の形成につながるのだ」

人間の子供は親の助けなしでは生きていけない

生まれたての小鹿が、必死になって自分の足で立ち上がる光景をテレビで見たことありますよね。
野生動物は命に直結するので、このような機能が身に付いています。

一方、人間の赤ちゃんはどうでしょうか?
自分の力で生きていくまでに何年かかるでしょうか?

自分で稼いで生きていくまでと考えると、大学卒業するまで22年くらいはかかるのではないか?と思います。

そこまでは親の助けなしでは生きていけないということです。

親から見捨てられることは死刑宣告に等しい

人間の子供はとても弱い存在です。
親から見捨てられることは、死刑宣告に等しいのです。
なので、親に愛され認められようと必死に努力します。

親の関心を引こうと試行錯誤する

私の姉は親に反抗することで気を引こうとしていたと思います。

私の弟は問題行動を起こすことで親の気を引こうとしていたと思います。

私自身は反抗せず問題行動も起こさず、いい子でいることで親の気を引こうとしていました。

姉弟と同じ戦略では親からの関心は得られないので、幼いなりに生き残り戦略を練って実行したんだと思います。

成功した戦略が大人になってもライフスタイル(=性格)になる

いい子でいるという戦略が、大人になって自分のライフスタイル(=性格)になったのか振り返ってみます。

社会人になってからは、上司や周囲の人たちに、自分は仕事ができる人間であると、必死にアピールしてきたと思いますね。

それが、社会で生き残る手段として有効なライフスタイル(=性格)だと選択したんだと思います。

子供の頃と変わりませんね。
見事にそのまま大人になった訳です。

そのライフスタイル(=性格)は大人になってからも通用するのか?

結論から言うと、やがて限界が来て、それだけでは通用しなくなります。

私の場合は、周りからいかに評価を得るかに必死になって、中身が伴っていなかったのです。
要するに張りぼてです。

それに気づくまでには長い時間がかかりました。
しかし、気づいてからは自己研鑽に多くの時間を費やしてきましたし、それは現在進行形で終わることはないと思っています。

これからも、張りぼての中身を満たしていく努力を継続していきます。

他人は変えられませんが、自分は変わることができます。


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