「アルコールが人の本性を変えるのではない。飲んでいないときに上手に隠していた本性が、気の緩みとともに、表に出てきただけである」
お酒は魔物?
お酒は魔物だと言います。
あたかも、お酒が人を変える、かのように思われているのです。
しかし、アドラーはそれに異を唱えます。
お酒が人を変えるのでなく、お酒により隠されていたその人の本性が露呈されるようになるだけだ、と言うのです。
お酒で豹変する人
例えば、日頃は気弱で、従順だった人が、お酒を飲んで豹変し、喧嘩っ早くなったとします。
普通の発想では、お酒により人が変わったと考えるでしょう。
しかし、アドラー派は、そうは考えません。
その人はもともと、他者に対して敵対的であったが、しらふのときはそれを上手に隠していて、むしろお酒を飲んだときの方が本物で、「酔えば抑制されずにあらわになる」だけだ、と考えるのです。
酔ったらどうなる?
私の肝臓はアルコールを分解する酵素の分泌が人より多いと思います。
どんなに飲んでも酔って記憶をなくすことはありませんし、豹変することもありません。
そして、健康診断でも肝機能の数値は全て正常値なので、これだけは両親に感謝しています。
唯一変わるとしたら、普段からおしゃべりなのが、より一層拍車がかかり更によくしゃべります、それも大きな声で(苦笑)
なので、新型コロナが流行してからは、外に飲みにいったことはありません。
飲酒により感染リスクを上げる自覚があるのです。
普段から言いたいことは言う
私は、普段から言いたいことは、なるべく言うようにしています。(それ以上に聴くことを重視しています)
お酒の力を借りずとも、自分に正直に生きるようにしています。
それで人間関係が壊れてしまってはいけないので、相手のことも考えて発言するように心がけていますが、言いたいことを言わずにストレスを抱えるよりかは、メンタルヘルスとしては健全だと考えています。
誰もが劣等感を持っている
人は誰もが劣等感を持っています。
しかし、ほとんどの人はそれを隠します。
なぜならば、一般的にそれは好ましくないと思われているからです。
同様に、人は怒りを隠しています。
このように私たちは常日頃から共同体感覚に沿っていない、と思われる行動を隠しているものです。
それがアルコールの力により露呈することがあるのです。
お酒で醜態をさらしてしまったときは、素の自分に向き合うチャンスなのかもしれません。
お酒に酔ったときの自分が本当の自分だと知ろう。
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