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「幸福な人生を歩む人のライフスタイル(=性格)は、必ず『コモンセンス』と一致している。歪んだ私的論理に基づく性格では、幸せになることはできないだろう」

「コモンセンス」って何?

コモンセンスとは、コモン(共通)なセンス(感覚)という意味だということです。

つまり、「個人にとっても組織や家族などにとっても、共に受け入れられるような意味づけ」がコモンセンスと呼ばれていて、辞書では常識と訳されています。

アドラーはコモンセンス≠常識と言っている

分かりやすい例として、世の中では子供は学校に通うべきというのが常識ですが、もし学校でひどいイジメにあっていたとしたら、あえて学校には行かないことがコモンセンスである、とアドラーは言っています。

なるほど、と腑に落ちますよね。

コモンセンスに対比して私的論理を提唱

コモンセンスの逆が私的論理になります。

「個人にとってだけしか受け入れられない、共同体では受け入れがたい意味づけ」を指しています。

私なりに解釈してみると、「自分さえよければ他人がどうなっても構わない」という考え方が私的論理なのではないかと思います。

私的理論だけでは人生必ず行き詰る

人間は1人では生きていけませんよね。
必ず周りの人たちからの様々な援助を受けているからこそ、生活、人生が成り立っていると思います。

完璧に自給自足で生活しているから、他人からの援助は一切必要としないと言っている人がいたとしても、生まれてから自力で自給自足できるようになるまでには、少なくとも親からの援助は受けているはずです。

なので、歪んだ私的理論だけでは社会で生きていけなくなると思います。
周りの人たちからそっぽを向かれて、人生に行き詰まり、そして上手くいかないことを、周りの人たちのせいにして、必死に自分を正当化するという、残念な人生になると思います。

せっかくなら幸福に生きていきたい

周りの人たちに対して行った良いことも悪いことも、いずれまわりまわって自分に返ってくると思います。

一度きりの人生です。せっかくなら助け助けられて、周りの人たちと良好な関係を築いていけば、幸せな人生を生きることができると思います。

自分の幸福だけでなく、他者が幸せになるために自分は何ができるのか考えて、実行できるようになりたいと考えています。

これが私にとっての幸せな人生だと確信しています。


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