「健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。不健全な人は、相手を操作し、変えようとする」
そうあるべきを押し付ける上司
私はかつて、部下に対して「そうあるべき」「そうでなくてはならない」という自分の価値観を押し付けて、それを実践できてこそ成長なのだと考えていました。
良かれと思ってやっていましたが、結果として部下を操作し、変えようとしていました。正に不健全な人間だったのです。
そして、何かにつけて直ぐにジャッジメントしていました。
仕事や家庭において裁判官は不要である
トラブルが発生した時に「本当は誰が悪いのか?」と「原因」を追究することは時間と労力のムダなのに、ついつい犯人探しをして、つきとめたらそれを罰することに正当性を求めて裁判官気取りだったのでしょう。
この行為は何もプラスは生み出しません。犯人とされた部下はマイナスの感情しか持たないでしょう。
100%部下が悪くても、今自分に出来る事を考える
本当は、今後同じトラブルを発生させないために「今、自分にできること」は何かを考えて、相手に気づいてほしいことがあるなら、気づかない部下を責めないで自分の考えを伝える努力が大切ということなのですね。
伝えられた部下がどうするかは、部下が自分の課題として自分で考えて、自分の責任で行動できるようにサポートするのが、上司として「今、自分にできること」だと思います。
部下の可能性を信じる
上司が部下に対してすることで大切なことの一つは「部下の可能性を信じる」だと思っています。
そうでなければ、「どうせ言っても無駄だ」「コイツは仕事ができないヤツ」「やる気ない」といったレッテルを貼ってしまうことになりがちです。
一回言ってもできないなら、部下の可能性を信じてできるまで何度でも言うのです。それが上司の「今、自分にできること」であり、部下が自分から行動を起こす勇気になるはずです。
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