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「あなたのために他人がいるわけではない。『○○してくれない』という悩みは自分のことしか考えていない何よりの証拠である」

自分のことしか考えていない人は幸福になれない

「私に対して何もしてくない」「私を大切に扱ってくれない」「私の意見を採用してくれない」

こうした理由で、相手を「仲間とは思えない」という人がいたら、その人は大きな間違いを犯しているとアドラーは言っています。

その人が「自分のことしか」考えていないのは明らかで、私が一番嫌いなタイプの人間ですね。(私の自己概念出まくっています)

それでは交友の課題を解決し、幸福に生きていくことはできません。

あなたの期待を満たすために生きている訳ではない

健全な人は、たとえ相手が自分の期待とは違う行動を取ったとしても、それでも相手を仲間として認め付き合うことが出来る人です。

あなただけが世界の中心にいるのではありません。

一人ひとりが等しく自分の人生の主人公であり、誰もが等しく中心にいたい、と思っています。

現在、日本の政権中枢で庶民に痛みばかりを強いてる人や、政府のブレーンと言われて暗躍している人たちは、自分が日本の中心にいると思っているでしょうね。
さすがに、アメリカ完全追従の日本なので、世界の中心にいるとは思っていないでしょうが、アメリカの言いなりになることで、世界の中心だと妄信しているアメリカのコバンザメになることで、何か特別感を持っているのでしょう。

尾身会長を除外しようとする菅首相

今、最もタイムリーで分かりやすい例ですね。

尾身会長は専門家の立場から、東京五輪・パラリンピックについて「今のパンデミック(世界的大流行)の状況でやるのは普通はない。そういう状況でやるなら、開催の規模をできるだけ小さくして、管理の体制をできるだけ強化するのは主催する人の義務だ」と述べました。

これに対して菅首相は、「黙らせろ。専門家の立場を踏み越え勘違いしている。首相にでもなったつもりなんじゃないか」と怒りを爆発させていると報道されています

そして、田村厚労大臣や丸川五輪担当大臣を使って、尾身会長を黙らせようとしています。

これは明らかに「五輪は問題なく開催できる」という発言をしてくれないことを理由に、尾身会長に対して仲間から除外しようする行動と言えます。

アドラー心理学では菅首相は幸福になれません

きっと、アドラー心理学のアの字も知らないと思いますが(知っていたらこんな惨状にはなっていません)、自分にとって都合の悪い発言をする人は排除する、このやり方ではただでさえジリ貧の菅内閣が、悲惨な終焉を迎えることは避けられないと思います。

アドラー心理学で政治も分析できる

このように、アドラー心理学は政治にも当てはめることができます。

そして、今までどちらかと言うと政権寄りの発言をしてきた、日本医科大学北村義浩特任教授も「オリンピックで海外から選手、関係者が来日する。世界の目で見ると、世界中パンデミックの真っ最中ということですね。少し峠を越えて、ようやく一息ついたという所ですから」と説明し、「これで世界中から人が集まって、ウイルスの交換をしあって、また自国に戻るという懸念まであるわけですから」と最悪のパターンを危惧しています。

日本(自国)のことしか考えていないようでは、日本が幸福ではなくなってしまいます。

結論、自己中は止めましょう。

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