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アドラーの100の言葉を自分に当てはめて考えたseason2

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#劣等感

「コンプレックスに逃げてさえいれば、努力をしなくても許される。しかしそれは安価な手品であり、ごまかしでしかない」

「コンプレックスに逃げてさえいれば、努力をしなくても許される。しかしそれは安価な手品であり、ごまかしでしかない」

アドラーの言うコンプレックスアドラーの言うコンプレックスとは、劣等感を言い訳にして人生の課題から逃げ出すことです。

ときには優越コンプレックスを用いて、いかにも強いふりをしてごまかすこともします。

強いふりをしているだけなので、実際に強いわけではありません。
私は高卒なので、大卒の人には勉強した内容では劣るのですが、「大卒のヤツには仕事では負けるもんか」と強がっていました。

ただ、どうせ大卒

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「劣等感が強すぎると、その反動で、必要以上に優越を追求する。その結果としてコンプレックスが発生する」

「劣等感が強すぎると、その反動で、必要以上に優越を追求する。その結果としてコンプレックスが発生する」

劣等感を言い訳にしない劣等感とその補償である優越性の追求は、それ自体はなんら病的ではなく、成功へのエンジンであり、ポジティブなものです。

しかし、ときにはそれがネガティブに働くこともあります。

劣等感を言い訳にして人生の課題から逃げ出すことがそれに当たります。

私が陥ったコンプレックスアドラーは劣等感と優越性の追求が「過剰」になったときにコンプレックスに陥ってしまうと言っています。

私は貧

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「文明、文化、科学、芸術。人間の歴史とは、すなわち劣等感とその克服の歴史である」

「文明、文化、科学、芸術。人間の歴史とは、すなわち劣等感とその克服の歴史である」

人間は弱いから劣等感を持つトラやワシに比べて、人間は「爪も歯(牙)も持っていないので、一人では生きることはできない」とアドラーは言いました。

だからこそ人間は劣等感を持ち、常に緊張し、将来に備えようと努力した。それこそが、文明、文化、科学、芸術の進歩を生んだ。
人間の進歩はすべて劣等感のおかげだ、と言うのです。

劣等感がくれた恩恵劣等感を克服するために人類はあらゆる進歩をしました。

例えば、

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「劣等感は、成長の基礎であり、同時に、あらゆる問題の基礎でもある」

「劣等感は、成長の基礎であり、同時に、あらゆる問題の基礎でもある」

劣等感は諸刃の剣使い方次第で、有用にも害悪にもなり得るのが劣等感です。

劣等感そのものは悪くありません。
良くなるように使うか、悪くなるように使うかは、その人次第というわけです。

劣等感の悪い使い方「意思が弱い」という劣等感を持っているとします。

この劣等感を悪くなるように使うとどうなるでしょうか?

どんな課題に対しても自分は「意思が弱い」から、という言い訳でできないことを正当化するでしょ

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「人は劣等感を持ち続けることに我慢できない。そこで、劣等感を解消しようと、次々に目標を立て、休みなく自分を駆り立てる」

「人は劣等感を持ち続けることに我慢できない。そこで、劣等感を解消しようと、次々に目標を立て、休みなく自分を駆り立てる」

人は誰もが劣等感を持っているしかし、劣等感を持つことは苦しいことです。
そこで、人は苦しみから逃れるために、目標を設定して行動を起こすのです。

私の目標は何か私は、対人スキルが低かったとは思っていませんが、組織での役割を果たすためには、現状では不十分であると感じていました。

なので対人スキルの向上が私の目標の一つです。

ただ、組織内での研修や実務だけでは、目標を達成することが難しいと感じてい

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『あなたは劣等感がありますか?』と尋ねると、人は『いいえ。むしろ、その逆です。』と答える。周囲へ隠すうちに、自分でも気づかなくなったのだ」

『あなたは劣等感がありますか?』と尋ねると、人は『いいえ。むしろ、その逆です。』と答える。周囲へ隠すうちに、自分でも気づかなくなったのだ」

人は劣等感を隠したがるアドラーは「人は誰もが劣等感を持っている」と同時に「劣等感を隠す」と言っています。

さらに「劣っていると感じているかとたずねられても、感じていないと、答えるだろう」とも言っています。

それだけではありません、
「『反対だ。私の周りにいる人よりも優れている、と感じている』と答えらる人すらあるだろう」というのです。

人はなぜ必死に劣等感を隠すのかその理由として「劣等感は一般

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「『劣等性』と『劣等感』な違う。『劣等性』とは客観的な事実。『劣等感』とは主観的な思い込みであり、誤りの領域である」

「『劣等性』と『劣等感』な違う。『劣等性』とは客観的な事実。『劣等感』とは主観的な思い込みであり、誤りの領域である」

「劣等性」と「劣等感」劣等性とは「劣等である」という「客観的な事実」です。
生活に支障をきたすような身体の障害を「器官劣等性」と呼びます。

私は生まれつき軽度の「色覚異常」があります。
運転免許証は持っていますので、日常生活に支障をきたすほどではありませんが、赤と緑の区別が難しく、TVを見ている時に不自由を感じることがあります。

一方、劣等感とは「劣等である」と「主観的に思い込む」ことです。

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「人間であるということは、劣等感を持つということである」

「人間であるということは、劣等感を持つということである」

待望の???season2の連載を開始します。

人間は誰もが「自分を変えたい」と考えていると思います。
でも、いざ変えようと思っても簡単にはいかないことも事実です。

この連載では「アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉」で紹介されている言葉を、私自身に置き換えて考えてみます。

人生100年時代、やっと折り返しを過ぎたところで、私もまだまだ成長したいと考えているので、アウトプッ

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