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療育は、早ければ良いのか?

今回「早期療育は本当に効果があるのか」についてかきたいと思います。
この記事は5分ほどで読み終わります。

勤務していた児童発達支援施設でも友人から個別に相談を受けるケースでも聞かれる質問。

グレーっぽいんだけど、療育いるかな?」といったお悩み。よく聞かれるので、いっそのこと記事にしてみますが、あくまでも一個人の意見として読んで頂けたらと思います。

結論からいえば、グレーのお子さんこそ療育に行く価値があるのではないかと思います。
ただ、お子さんにあった療育先であることが条件になりますが。

理由としては、ありきたりなんですが、
幼児期の学びは、そのお子さんの人生の基盤になる」から。

この時期に発達支援を行うことで、しっかりとした土台ができ、本人も生きやすく周りの大人もサポートしやすくなることに繋がっていくことが期待されます。

我が家は、長男がわかりやすい発達の遅れはなく、まさにいわゆる"グレー"でした。

産まれた時から育てにくかったので、いたる所で相談していました。
しかし、検診や支援センターでスルーされ、早期発見をされることはなく小学生になりました。

ゆえに、早期療育はうけれていません。

そして、小学校に入り不登校になりました。
やっぱりかー」との思いを抱きながら、児童精神科のある病院を受診します。

簡易検査と問診ですぐに診断され、そこから療育を探し始めます。

次男は、正反対で1歳半で発達の遅れを指摘され2歳から療育をうけています。

タイプもまるで違うので比べるには、浅はかなところもありますが、長男も「もっと早く療育に行けていたら…」と後悔することがしばしばあります。

私は、「この思いを他のママには味わってほしくない」と考えながら、児童発達支援施設•放課後等デイサービスで仕事をしてきました。

1、そもそも、療育とはなんでしょうか。

療育(発達支援)とは、障害のあるお子さまやその可能性のあるお子さまに対し、個々の発達の状態や障害特性に応じて、今の困りごとの解決と、将来の自立と社会参加を目指し支援をすることです。(リタリコHPより引用)

上記にあるように、療育の目的は、

①困りごとの解決をすること

自立と社会参加を目指すこと

これは、裏をかえすと

子供自身や家族が子供のことで日常生活に支障が出る困りごとがあるか?

・身体的・知的発達が年齢相応か?

・社会参加が難しい場面があるのか?

この判断をするのは、各自治体により微妙に違いはあるかもしれませんが、ほとんどの場合、医師の意見書や診断書により判断されます。

2、療育に通所するメリット

私個人としては、専門家の視点から関わり方やサポート方法を学ぶことで親だけで頑張らず育児をするということが療育を受ける一番のメリットです。

強い育児の味方をゲットする!といったイメージ

今、次男の療育先からは保育所等訪問支援も行ってもらい保育園との連携もしてもらってます。

これは、とっても助かってます。

一見保護者の過保護と捉えかねない具体的な配慮についても、親以外の人からも話してもらうことで信憑性が増します。

発達障がい児は見た目ではわからない困りごとが多い為、なかなかわかってもらえないということが一番生活していて苦しいです😭

3、早期療育を受けてよかったと思える療育に出会うには

保護者にフィードバックする際は、保護者にわかりやすく説明されていますか?
難しい専門用語で話してきませんか?
または、「楽しそうでした」だけで終わっていませんか?
親子の背景や子供の特性に添った内容の個別支援計画書や支援内容ですか?

その事業所、個を見てくれていますか?
診断名で子供を支援していませんか?

早期体育を取り入れたり、でてもないことばをCDを聞かせたりするなどしながら反復させたりする施設もありますが・・・

「発達には順番があり飛ばしてはいけないこと」
「ことばはコミュニケーションをとる単なる手段であるということ」
を理解しているうえでの療育でしょうか。

早期療育が効果的だったといえる療育先に出会うには、親の知識と肥えた目が必要になります。
少なからずあるとんでも療育施設にあたらないように気をつけてほしいと思います。

いずれ、そのしっぺ返しは、保護者のもとにやってきます😭

今その瞬間だけをみて、できるようになった!と勘違いしていませんか?
本当に子どもは困りごとへの手立てが見つかっていますか?
場所が変わってもできるようになっていますか?

4、公的な療育施設以外の頼れる場所

色々と書いてきましたが、なかなか子供にあうような事業所がないのも現実です。
強い味方が得られないのであれば、無理に通うことはないのかもしれません。
とんでも事業所に行き適切な支援を受けれず、傷ついたことによる2次障害になりかねないとも思います。

公費の事業ではなく、自費のサービスを探してみるのもいいかもしれません。
私が昨年オンラインで学んだ赤ちゃんの運動発達学。
講師の作業療法士さんも「医療と家庭と教育をつなぐ場所」ここんという自費のサービスを展開しています。

自費のサービスなので、公費に比べればかなりの金銭的負担はかかってきます。
しかし、受給者証も診断書もいりません。

「すぐには療育を受けれない」
「そもそも療育を受けた方がいいのか?」と迷われている方
「しっくりくる療育がない」と悩んでいる方
こういったサービスを探してみるのもいいかと思います。

実際、私は、距離的に通わせることは難しいのですが、関東圏だったら間違いなく通所していただろうと思います。
神奈川の人が、羨ましい〜

まとめ

療育は、ここだ!と思える場所があれば早期に通わせた方が効果的!
保護者も早めに育児が楽になる!
が、しかし、いいな!と思えるところがなければ無理に通う必要はない!
※いわこの知識と経験からの見解になります
😊✨



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