「つくね小隊、応答せよ、」(29)
「金長の旦那!きいたぜ!大鷹がやられたってな…ちっくしょう六右衛門のやろうめっ!力にものを言わせて汚えことしやがって!!この庚申新八っ、旦那の方につくぜ!!!」
はちまきを巻き、体格がよく、大きな槍を構えたこのたぬき。
佐古の庚申さまの社に住みついておるたぬきで、庚申新八と呼ばれております。
「大鷹とは姉と弟みたいなもんだよっ!弟やられて、黙ってる姉貴がどこにいんだいっ!金長さんっ!あたいもこっちにつくよっ!四天王だが天然痘だか知んないけど、そいつらの金玉ねじ切って提灯