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スラッシュメタル初遭遇

noteを始めて数週たちました。
ここでは、私のオタク的な趣味や、好きな音楽について綴っていこうと思ってはいるのですが、最初に衝撃を受けた音楽としてHR/HMをあげているように、フォローしている人も、そちら方面の方々が少なくありません。
なので、しばらくは、それに則したネタを、ちろっと書いていってみたいと思います。

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まず、興味のあるところで、メタラーの皆さんの“スラッシュメタル”に初遭遇した時はどんな状況で、どのような感想持ったかを知りたいわけです。
特に80年代のベイエリアクランチが確立していく過渡期に、リアルタイムでその体験をなさっている方はどんな感じだったのか興味があります。
まぁ、そんな世代の方は、40代後半~50代あたりに集約されるとは思うのですが…。

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なぜ私が、そこにこだわるのかというと、それまでのロックと呼ばれる音楽とあまりにもかけ離れた“音”だと、個人的に思っているからです。
私が20代の頃…25年くらい前になると思いますが、その当時50代くらいビートルマニアの方と呑んだことがありまして、彼が言うには『Revolver』にはたまげた、と。曰く「THE BEATLES自身も含め、過去の音楽とあまりに違いすぎていたから」だそうで、それがあったゆえに、のちのKING CRIMSONや、PINK FLOYDなどもあっさり聴けたようなことを言っておりました。

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そんな話を私に当てはめますと、METALLICAの「Fight Fire With Fire」を思い出すのです。
メロディアスで繊細ないイントロから一転、爆裂全開のリフを、Voともどもバンド全体のリズムで畳みかけるという変態曲なのではありますが、リフとAメロが一緒なので、とにかく耳に残るという意味でも衝撃度絶大。なのに本人たちも、フォロワーたちも、こういった展開の曲を長いキャリアの中で他に一切残してない気がします。
(私が知らないだけかも知りませんが…ただし、オマージュたるゆかりんの「メタウサ姫」は除くw)

ここで感じたインパクトがあったから。以降のMEGADETH、ANTHRAX、SLAYERを含めた、いわゆる“スラッシュ四天王(BIG4)”に接した時、私もあっさり聴けたわけです。
もっといえば、この後に聴きだした、CARCASSや、POSSESSED、VENOM、NAPALM DEATH、MORBID ANGELあたりも極端な音楽ではあるんですが、何かしら耐性ができていた感じがして、すんなり楽しめたんですよね。

MOTÖRHEADやRAVEN、そしてDEATHCHARGE等からの流れで、 スラッシュの発生を系統的にとらえてた爆音マニアの方はともかく、モトリーやデフレパ、オジーなんか聴いてた人間にいきなり「Fight Fire With Fire」はやばいでしょう。
ちなみに、これを聴けたというのは、発売早々にアルバム『Ride The Lightning』買ったクラスメイトのN君存在が大きく、のちに私がMEGADETHマニアになっていく背景も含め、彼には感謝しかないですね。
なお、買った理由は、彼曰く「キングレコードの広告に“究極のメタル”って書いてあったから凄いと思って買った」というもので、その先見の明にはたじろぐしかないです(でも、N君は大学進学で私らと別れると、そっち系は聴かなくなってしまう…残念)。

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ちなみに、ANTHRAXはセーソクさんの「ROCK TODAY」で、SLAYERは西森マリーさんのNHK-FM(!)「午後のサウンド」で聴いたのが最初でした。当時は、ラジオでもたまにアンダーグランドなメタル系がかかっていたんですな。

MEGADETHについては、当時1st『Killing Is My Business... and Business Is Good!』が、国内発売されていませんでしたから、ラジオで聴くのもままならず、勇気を出して通販で輸入盤を買ったのですが、かの有名な有島博志先生の「BURRN!41点レヴュー」がありましたから、かなり悩みました。
今思えば、2ndがちゃんと評価されてから買った気もします。
でも、いくら音が悪いと言われながらも大好きなアルバムで、冒頭の「Last Rites / Loved to Deth」の30回近くテンポの変わる変態ナンバーには感動しました。ANTHRAXのスコット・イアンが初めて聴いたとき驚愕し嫉妬すら覚えたというのも納得の超名曲ですね。
有島先生は「リフや曲構成が複雑すぎて頭も振れやしない」と手厳しいですが、これはこういうものと、フラットに聴き直せば、当時誰も発想もしえなかった“MAHAVISHNU ORCHESTRAのメタル化”という、無茶な命題にドラッグ漬けの中取り組んでいたという彼らの姿勢や努力に驚嘆します。

まぁ、録音状態の悪さに関しては、02年のリマスターもかなり改善されたので気に入っていたのですが、さらに劇的に音質が向上した2018年のリマスターには、違和感を感じつつ、うれしく思いました。
ちなみに、新リマスター発表前後のライブでは「Rattlehead」と「Mechanix」をやってて、観れた人は凄くうらやましいく思います。

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…ということで、過去に類をみない“音”ということでは、インギーやハロウィン、パンテラ、RATM、スリップノット、ドラフォ、ベビメタなんかも凄いと思いましたが、やっぱり個人的にはMETALLICAが凄いですね…という話でした。

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