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【都市伝説】『呪術廻戦』特級呪具:天逆鉾の謎とあの歴史的有名人への呪い

『呪術廻戦』にはたくさんの呪具が登場しますが、その中でも人気が高いのは特級呪具、天逆鉾(あまのさかほこ)ですね。

特級呪具・天逆鉾

天逆鉾は実際に存在したとされており、今もなんと拝むことができます。

そんな特級呪具・天逆鉾(あまのさかほこ)は鹿児島県の高千穂峰(たかちほのみね)の山頂部に今もなお突き刺さっています。

天逆鉾


そもそも天逆鉾とは、もともと伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)夫婦神が日本列島を作る際に使った「天沼矛」の別名と言われています。

天沼矛

この、高千穂峰に刺さっている天逆鉾はいつから刺さっているのか。

はっきりと分かっていないものの、奈良時代には既に存在していたそうです。

写真をみるとわかるように天逆鉾は3本の刃があり、特級呪具・天逆鉾も3本の刃があったが1つ刃が折れてしまっているのが分かります。

左側が折れている

ちなみに、この天逆鉾は火山の噴火で折れてしまい、現在残っているものはレプリカなんです。

では、オリジナルは?

オリジナルの画像かはわかりませんが、大正時代に撮られた貴重な写真を発見しました。

大正時代の天逆鉾

そして、現在も高千穂峰の地中にオリジナルの柄が残っており、刃の部分は当時の島津家に献上された後、複数の所有者を経て行方不明になっています。

島津家といえば、渡来人であった秦氏の子孫が島津家のルーツであると言われており、その秦氏は日ユ同祖論、ユダヤと日本のルーツは同じであるという都市伝説に出てくる「失われた10氏族」の末裔と言われています。

そのため島津家はユダヤ、フリーメイソンであるという都市伝説があり、実際に島津家の家紋もキリストを連想させます。

そんな島津家がこの天逆鉾を引き継ぎ、その後行方不明となっているのはなかなか興味深いですね。

島津家の家紋

ちなみに、この天逆鉾は厳重に管理されており、手に触れることは出来ないのですが過去に天逆鉾を抜いてしまった人がいます。

それは坂本龍馬です。

坂本龍馬


坂本龍馬が妻のお龍と高千穂峰を訪れた際、何を思ったか唐突に引き抜いて見せたらしく、龍馬自身が手紙で姉に伝えており、その手紙も桂浜の龍馬記念館に現存しています。

なお、坂本龍馬が引き抜いた後に火山噴火や地震などの天災が続たとされており、坂本龍馬の暗殺も天逆鉾の呪いでは?という都市伝説も存在します。

また、天逆鉾の所在に関する説は二つあります。

天照大神を最高神とする伊勢神道においては、天照大神が天から天逆鉾を伊勢に投げ下ろしたとし、その後伊勢神宮に保管されていると主張されています。
他方で、建速須佐之男命(スサノオ)の息子である「大国主神」を最高神とする出雲系神道では、天逆鉾は「大国主神」を通じてニニギに渡り、最終的に高千穂峰に突き立てられたとの伝承があります。
したがって、所在地の解釈は信仰の立場によって異なる伝承が存在します。

天照大神側の伊勢神道と出雲系神道では古事記の解釈も異なる部分があり、どちらかにとって都合が悪いことから解釈が違うのではと言われています。
もしかしたら、天逆鉾の所存を巡る対立もその影響なのか、はたまた呪いなのかもしれませんね。


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