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はじめまして。プラットフォームデザインlabです。

私たちは、舞台スタッフで組織されたチームです。
現在、中村友美(美術)・原田愛(美術)・小林愛子(照明)・松本ゆい(演出助手)の4名で活動しています。
主に演劇やダンス、その他パフォーマンス公演のスタッフとして働いています。

このチームは、『舞台の仕事と育児を両立することが大変すぎる!』というモヤモヤから生まれました。

この仕事に定時や固定の勤務地はありません。
勤務場所は、劇場、稽古場、工房、各種事務所、地方、時には海外。
勤務時間は現場によって異なり、稽古場では夜間帯の稽古が多く、劇場入りすれば朝から22時退館まで拘束されることが通常、更に土日祝日は関係なくスケジューリングされます。

現場現場で勤務地や拘束時間等の契約が変わるのですが、スタッフの場合同時に複数現場を走らせることが多いので、毎日あらゆる時間帯にあらゆる場所へ駆けつけます。

そのことから、舞台芸術の仕事は、子どもを育てながら働くことがとても難しい職種のうちの一つだと考えられます。

『他の人はどうやってこの困難を乗り越えているんだろう?』

現場での挨拶程度のおしゃべりではなく、『舞台の仕事と子育て』についてとことん話したい、このモヤモヤを同志と語り尽くしたい! という思いから我々は座談会を開くようになりました。


『子どもが病気になってしまったら仕事はどうしてる?』
『保育園がやっていない夜間帯や、土日祝日に仕事がある場合、子どもはどうしてる?』
『オーディションを受けに行っている立場で、「保育園に預けている時間帯しか参加できません」と条件を出すことができない。だからなかなか復職に踏み切れない。』
『フリーランスだから、子育てのために長期間休職した場合、戻ることができるかどうか不安。』
『殆どの劇場託児は未就学児まで。子どもが小学校に上がったら観劇するとき子どもをどこに預ければいいの?』


などなど、参加者からは舞台の仕事ならではのテーマが次々に出てきます。
座談会の回を増すごとに、このままではいけない、現状を変えていきたい、という思いが強くなり、チームを結成しました。
それがプラットフォームデザインlabです。


舞台の仕事と子育てを、両方大切にしながら両立させる
子どもが産まれても仕事を続けることができる、という希望を若い世代に持ってもらう
子どもを預けて安心して観劇できる環境

これらを実現させることを目標に活動を開始しました。


現時点での活動内容は、どんな立場の人がいて、どんなことに困難を感じているのか、それらを座談会やアンケート、インタビューなどを通して調査しています。
仕事の種類や家庭環境、求める生活によって、必要な支援は変わってきます。
行政や自治体のサポートでは補いきれない、この業界ならではの必要なサポートは何か、を知ることから始めています。

一番大きな目標は、その調査を元に必要とされるサポートを実現することです。
まだ調査段階ですので、具体的にどんなサポートになるかは決まっていません。
舞台人専用託児所なのか、汎用性のあるフリースペースなのか、ファミサポ的なものなのか、もっと他の何かなのか。
とにかく沢山の意見を集めて動いていきたいと思っています。

こちらのnoteでは、我々の日々の活動を発信していきますので、今後ものぞいてみてください。
繋がりと支援の輪が広がることを望んでいます。
プラットフォームデザインlabをよろしくお願いします!




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