Meet Puredistance 2023 in OSAKA レポート

2023年9月3日 18:00

今年６月のヤン・エワウト・フォス社長来日イベントに続き、関西の皆様にも、あの日の盛り上がりをお伝えしたいーと、日本スタッフが大阪へ足を運び、最新作パピリオのご紹介をメインにファンミーティングを9月2日(土)に開催いたしました。

日本スタッフ、宗右衛門町の洗礼を受ける

ピュアディスタンスジャパンは、東京をベースに活動しています。代表の畠山、配送部の秋山も東京以外住んだことがなく、ほぼ「城北のマイルドヤンキー」といえるくらい国内での縄張りが狭く、今回のイベント会場選定も、当然土地勘ゼロ。2019年、2023年東京イベント開催地が非常に良かったので、同系列ホテルのミーティングルームに決めたのですが、ホテル側の「立地には自信があります」の後押しで一安心、そこがどんな場所か全く想像していませんでした。
イベント前日の夜、伊丹空港からタクシーでホテルへ向かったところ、途中から物凄い人混みで、タクシーが全く進みません。まるで、東京で言ったら「歌舞伎町５割増」の喧騒、とにかく前方が人で見えないごった返しの中、裸同然のお姉ちゃんが客引きしていたり（まだ夜８時台…）車中で縮み上がりました。タクシーも動けないので、メーターも上がりまくりです。
「あの、ここはどこですか？」
「ここが宗右衛門町です。若い人が集まって朝まで大騒ぎですわ」
何とかホテルにたどり着き、ロビーを見渡すと、フロントのスタッフを含め日本人はほとんどおらず、猛烈なインターナショナル感に驚きました。
宗右衛門町の猥雑とまで言える喧騒に、ホテルの激しい国際感、そして直前までメールや電話でやり取りしていた、大阪商人らしく、人情深くきめ細やかなホテルの宴会担当さんの対応…「どれが本当の大阪なのか」頭が混乱する夜でした。

パピリオとナタリーさん

2023年9月15日世界発売となる最新作・パピリオの紹介は、９月世界公開の調香師ナタリー・フェストエアを全面フィーチャーしたショートフィルムからスタートしました。ナタリーさんご自身によるパピリオの解説で幕を開け、ナタリーさんがどのように香水に目覚め、調香師となってからも、何を乗り越え今に至るのかを、フォス社長との会話で綴りながら、幼少期から今に至る沢山の貴重な写真と共にまとめた、大変貴重なフィルムです。オリジナル版は英語字幕ですが、日本のファン向けに日本語字幕版をご用意しました。是非イベントに参加した気分でご覧ください。

ショートフィルムをご覧いただいた後、ムエット紙で作られたパピリオのポストカードと参加者おひとりおひとりのお肌に、パピリオをスプレーしていきました。ファンミーティングで初顔合わせの参加者同士が、10分後、20分後の香りの展開や、親しく香りの変化を香り比べながら、代表・畠山によるパピリオの解説をお聞きいただきました。

そのままのあなたを抱きしめて

パピリオのキーワードは「そのままのあなたを抱きしめて（Embrace your true nature）」。通常、ピュアディスタンス作品にはヴィジュアルイメージがコンセプトの中心になりますが、パピリオには「あるがままの自分を受け容れ、自分を信じて飛び立ってほしい」という、フォス社長の強いメッセージが込められています。その核ともいうべき詩「パピリオのうた」をご紹介します。

フローラル、フルーティ、ウッディ、レザー…色々な要素が「足し算の美学」でふわふわと飛び出すパピリオは、この「パピリオのうた」が添えられることで、単なる軽やかな香りにならず、強い芯を持った激しさを持ち、ピュアディスタンスとしても異例といえるメッセージ性の高い香りになっています。

パピリオの紹介後は、テーブルにセッティングしたテスターやテイスティンググラスで、自由にピュアディスタンス作品を堪能していただきながら、オフラインミーティングならではの「ここだけの話」や「こぼれ話」が飛び出し、場内爆笑の渦に飲み込まれることもしばしばでした。
イベントの締めくくりは、ピュアディスタンスの世界観が凝縮された、フォス社長デザインのポストカードプレゼント。世界各国のイベントでも、このポストカードは重要なディスプレィです。壁に貼られた50枚から、皆さんにはお好きな4枚を選んでお持ち帰りいただきました。

公式サイトにも登場しない、ここでしか出会えないヴィジュアルも多いポストカード。フォス社長は紙製品がお好きで、今でも文房具店の紙売場に美しい紙を選びに足を運ぶとか。その為ピュアディスタンスは、このポストカードだけでなくカタログ・ノート・新商品パンフレットなど、昨今の時流とは逆走する如く、印刷物が非常に多い

参加者によるイベントまとめ

最後に、今回ご参加で漫画家の仁藤すばるさんが、当日の様子をご自身のキャラクターでまとめてくださいましたので、ご紹介します。