【特別企画】法政ファンが振り返る東京六大学対校陸上・対校5000m~2014-2016年編~
みなさんこんにちは、まつです。
本日2020年4月4日(土)は、東京六大学対校戦が開催される予定の日でした。今頃、慶應義塾大学の日吉キャンパスで熱戦が繰り広げられていたと思うとコロナが憎い……という感情に苛まれながらも、少しでも楽しい発信ができればと思いnoteを書くに至りました。
今回は特別企画として、私が初めて東京六大学対校戦の観戦に行った2014年から昨年までの、法政大学の対校5000mを振り返りたいと思います。
なぜ対校5000mを選んだかというと、全種目の中で唯一、一眼レフを購入前の2014年から出せそうな写真が存在するからです。
それでは早速始めます!
2014年~三大駅伝未経験者が強敵相手に肉薄~
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■出場選手(学年は当時のもの)
関口頌悟選手(4年)/岩崎瑛選手(4年)
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私が初めて六大学対校戦の観戦に行ったのが2014年。
前年まで国立競技場で行われていたそうですが、この年から使用ができなくなり、八王子市にある上柚木公園陸上競技場にて行われました。
上柚木で行われたのはこの1年のみで、翌年以降は慶應義塾大学日吉キャンパスの競技場での開催が定着します。
そんなこの年の対校5000mには、関口頌悟選手と岩崎瑛選手の4年生コンビが登場。
関口選手は2年次、3年次と2年連続で箱根5区山上りを走り、2年生のときには強風に負けず区間2位、8人抜きの快走を見せた選手。そして山だけでなく、この六大学対校戦の対校5000mでは2013年に優勝を果たしています。
一方の岩崎選手は3年次に箱根駅伝のエントリーメンバーに入っていたものの、そこまで目立った実績のなかった選手。
しかし、この年活躍して見せたのが、岩崎選手でした。
一眼レフ購入前のため、安いコンデジで撮った写真です。
レースは終始、前年優勝者であり対校戦経験も豊富な関口選手が引っ張る展開。
ラスト1周の鐘が鳴ると、岩崎選手が一気にスパートをかけ飛び出します。
ここについていったのが、関口選手と、早稲田大学の高田康暉選手、少し離れて同じく早稲田の田口大貴選手でした。
私が見ていた第1コーナーを過ぎ、バックストレート、第3コーナーを過ぎてもなお、岩崎選手が先頭。
いける…! いける…!!
と、思っていたら最後、ホームストレートに差し掛かったラスト100mで早稲田の高田選手に交わされてしまいました。
そのまま高田選手が優勝。
それでも岩崎選手は2位。三大駅伝で活躍している選手たち相手に肉薄する結果となったのが印象深いレースでした。
まさかこの年に箱根予選落ちなんて、このときは思いもしなかったなあ…………。
2015年~大声援を受け新エースが奮闘~
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■出場選手
中村涼選手(4年)/足羽純実選手(3年)
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2015年が、現在ではすっかり定着した慶應義塾大学日吉キャンパスでの初開催でした。
この年は中村涼選手と足羽純実選手が登場。
前年度、チームとして箱根駅伝への出場は叶わなかったものの、中村選手は2年次に全日本と箱根を走っていて、足羽選手は1年次から出雲と全日本のメンバーに抜擢されている、経験豊富な2人です。
この年、会場を熱気に包む活躍を見せたのが足羽選手でした。
早々に法政・早稲田・明治と箱根常連校の選手6人に集団が絞られ、その後も1人、またひとりと集団から零れていくサバイバルレースになったこの年。
ラスト1周まで残ったのが、足羽選手と、早稲田の柳利幸選手でした。
早稲田の柳選手といえば、三大駅伝常連の早稲田の中で主力を張っていて、しかも5000m13分台のベストを持っている選手、ということは私も知っていました。
対して足羽選手の当時のベストは14分20秒台。さすがにこれは分が悪すぎる……。と思って見ていると、バックストレートまで柳選手に食らいついていく足羽選手の姿がありました。
このとき、メインスタンドから見ていましたが、バックスタンドの法政と早稲田の応援団から割れんばかりの大声援が聞こえてきます。私も、届かないことは分かり切っていても、メインスタンドから必死に足羽選手に声援を送ります。
しかし、ラスト200mに差し掛かって柳選手が徐々に引き離しにかかり、そのまま逃げられてしまいます。
足羽選手は2着でフィニッシュ。負けてしまったものの、14分1秒85と大幅に自己ベストを更新していました。
これ以降も4年連続で六大学の観戦に行っていますが、このときの5000mを超える大声援を聞いたことがないくらい、このときの応援は凄まじかったです。
2016年~駅伝主将とスピードスターの競演~
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■出場選手
足羽純実選手(4年)/坂田昌駿選手(4年)
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2016年。2度目の慶應義塾大学日吉キャンパスです。
この年は昨年惜しくも2位だった足羽選手と、前年度に箱根予選会で活躍してチームの通過に貢献、箱根本戦にも出場しチームの主力として定着した坂田昌駿選手が登場しました。
足羽選手は前年にこの大会で活躍して以降、箱根予選会ではチームトップの個人総合12位で予選通過に大きく貢献。エースとしての活躍を見せ、4年生に進級したこの年は駅伝主将に就いていただけあって、個人的には前年のリベンジを期待していました。
並走する足羽純実選手と坂田昌駿選手。
例年にならって先頭集団は箱根常連校の選手たちに絞られていきます。
残り2周くらいのところで早稲田の光延誠選手が、ロングスパートをかけ始めました。足羽、坂田両選手、そして明治大学の阿部弘輝選手が少し離れてついていきますが、先頭とは僅かながら気になる差ができています。
ラスト1周。先頭は相変わらず光延選手。後方3人がペースを上げたようにも見えますが、なかなか前との差が縮まりません。
第4コーナーに差し掛かると、ラストスパートに定評のある坂田選手が、凄い勢いで先頭に迫ります。が、残念ながら逃げ切られて2着に終わります。
足羽選手は4着。昨年のリベンジを果たせず終いでした。
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予想外に長くなってしまったので、一旦ここで区切りたいと思います。
さて、最後にここまでの結果を振り返ってみましょう。
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2014年/優勝:高田選手(早稲田)2位:岩崎選手(法政)
2015年/優勝:柳選手(早稲田)2位:足羽選手(法政)
2016年/優勝:光延選手(早稲田)2位:坂田選手(法政)
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……。
毎年毎年!! 早稲田に!! 勝てねえ!!! なんでじゃ!!!!!!!
この種目で法政が早稲田に勝つ日は果たしてやってくるのでしょうか。
2017-2019年編に続きます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!