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クリティカルシンキングセミナーを受講してきた

先日都内でクリティカルシンキングのセミナーを受講してきました。
色々と話が面白かったので、その時取っていた自分のメモの内容を共有したいと思います。

いきなりセミナーとは関係無いのですが、メンタリストDaiGoさんもクリティカルシンキングの重要性について紹介しています。

クリティカルシンキングのスキルが高いと人生がイージーモードになるそうです。


ここからセミナーのメモに沿ってご紹介していきます。

クリティカルシンキングとは

先入観を持たずに状況を把握し、知識と論理を組み合わせて目的を達成する考え方。

先入観を抱いてしまう要因

知識、文化、習慣、教育

人が陥りやすい先入観の種類と例


・相関あり=因果関係があると認識する
海水浴場でのかき氷の売り上げと水難事故の発生数は相関がある。(事実)
だから、水難事故を防ぐためにかき氷の販売をやめた方が良い。
これは2つの事象に相関があるだけで因果関係ではない。
かき氷の売り上げ増⇒暑い日で来場者が増えた⇒人が多い分水難事故も発生しやすい

冷静に考えて、来場者数が増えれば、その分水難事故の発生数も増えます。

この例はそれは違うだろとすぐわかりますが、結構この手の手法で騙されていることがあるのかも知れません。

・因果の逆転
学生時代に体罰を受けたことがある人は、その後大人になった時、暴力性が高い人が多いことが分かった。体罰は負の連鎖を生む要因となる。
⇒子供のころに、もともと暴力性がある人に対して体罰が行われた。

もともと小さいときから暴力を振るう悪ガキなどが該当します。

体罰そのものがその人の暴力性を高めたのではなく、もともと暴力性が高く、回りに迷惑をかけていたから体罰を受けたケースが考えられます。

・間接的因果関係
ある宗教で、熱心な信者ほど健康になった。
だからこの宗教に入信すれば健康になれる。
⇒その宗教内の約束事で、健康になるようなことが含まれている。
例えば礼拝堂が山奥にあり、そこに行くまでに相当な運動が必要である等。
ここでいう健康の要因は"運動"であり、直接その宗教が健康に良い訳ではない。

結果、運動によって健康になれるなら入信する価値はあるかも知れません。回りに迷惑を掛けなければの話ですが(笑)

・平均方向への回帰
息子のテストの点数が、いつもより良かったから褒めた。
そうすると、次のテストでいつもより悪い点数を取った。やはり、教育には厳しい指導が必要だ。
⇒"いつも"という平均値と比べており、当然良いときもあれば悪いときもある。ただ平均方向に戻っていっただけ。

息子のモチベーションの平均値を常に更新していけるような教育をしたいものです。

・自然修正期待
コイントスで30回連続裏が出た。さすがに次は表が出るだろう。
⇒次投げても表が出る確率は1/2。

ギャンブルに浸かっている時の脳内はこんな感じかも知れません。

・知識
モンティホール問題。
上記は確率に関する問題で、確率というものをある程度理解していると
逆に誤った認識をしてしまう例。

面白いので、見てみてください。

まわりの人に試していると更に楽しいと思います。


人や物の好き嫌い
悪い例)
・自分の好きな人の話は何でも信用する
・嫌いな人/出来の悪い人の意見だから聞く耳を持たない

割とありがちですね。あまり仕事ができない人の意見って結構頭ごなしに否定されがちですし…。

結構身の回りに潜んでいそうな内容がありました。

世の中に溢れる言葉巧みな広告など、この手の手法を逆手にとって利用しているかも知れませんね。

気が向いたらもう少し内容充実させるかも知れません!


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