見出し画像

「0056夜 Woven City」って?

トヨタ自動車が、静岡県に未来都市「ウーブン・シティ」の着工を開始とのニュースが。AI(人工知能)を活用した街づくりらしいので、ぎりぎり「パソコン千夜一夜物語」の範疇という「こじつけ」で言いたいことを書いてみます。

カタカナだとなんだか分かりませんなぁ

「ウーブン・シティ」というのはWoven Cityと書くそうです。wovenは、weave(英語で「織る」という動詞)の過去分詞で、詩的に言えば「紡(つむ)がれた街」という感じでしょうか。トヨタ自動車の始まりが織機の会社だったことも、この言葉が使われている理由だそうです。それにしても、カタカナの「ウーブン」ってよくわかりません。woman(女性)は、カタカナ表記だと「ウーマン」が定着しているので引きづられたのでしょうか。wovenの発音をカナ書きするなら「ウォウヴン」あたりが一番近そうです。
あ、最近は「ウ」に濁点をつけるのは好まれないようですね。それでも「ウォウブン」かせめて「ウォーブン」か、、、「オーブン」に聞き間違えられるのを嫌ったんでしょうか、、、

カタカナでは表せない発音が多すぎます

日本語の中で、無理に英語を使おうとするのがそもそも問題なのだと思います。筆者は学生時代にフランス語を第1外国語にしていましたが、フランス語もカタカナ表記にするのはやはり難しいです。例えば、母音は「ウ段」に分類されてしまうものが、いくつもあります。決してフリガナをふらないようにしておりました。
さて、このような船出の「ウーブン」は、果たして、生き残るのでしょうか。「woven」をカタカナで書く時は「ウーブン」が定着するのでしょうか。英語学習者を困らせるこの種の話は、本当に最後にしてほしいと、老婆心ながら思います。

2021年2月25日のコメント

いろいろ書きましたが、でも、トヨタがつくるこの「未来都市」には期待しています。ああ、名前はやっぱり変えてほしいなぁ。
では、また明日!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?