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毎週? 毎月? 「0040夜 アップデート? アップグレード? 更新?」

多分ディストリビューションによって異なると思いますが、筆者が使っているLinux(ディストリビューションはUbuntu)は、火曜日(日本時間)に更新がある場合が多い気がします。そしてWindowsはご存知の方も多いと思いますが、第2水曜日(日本時間)が月例更新ですね。今回は、アップデート?、アップグレード?、更新?を話題にしようと思います。

ターミナル(端末)からコマンドで

毎日利用する常用のノートパソコン(このnoteを書くのにも利用しています)は、Linuxのみインストールされています。更新は自動でもできるようですが、「勝手に」更新されるのも嫌なので、ターミナルからコマンドを打つのが好きです。ターミナルというのは、Windowsユーザーの方だと馴染みがないかもしれませんが、かつての「コマンドプロンプト」、現在の「パワーシェル」だと思ってください。

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いろいろ流儀があるようですが、「apt update」で更新をするパッケージ(プログラム群)があるかどうかをまず確認します。その前についている「sudo」というのは管理者権限を利用するためのおまじないで、管理者パスワードの入力が必要です。(次の行でパスワード入力をしている訳です)
突っ込みどころ満載の説明ですが、興味のない方は読み飛ばしてくださいね。

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という訳で、更新可能なパッケージが10個あることが分かりました。ターミナルからのコマンド打ち込みで処理をしようとしているのに、このコマンドがトリガー(きっかけ)になって、GUI版の「ソフトウェアの更新」も目を醒ましてしまいますが(画像の右上のポップアップメッセージ)、無視してコマンド打ち込みを続けます。

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今度はおまじない込みでいうと「sudo apt upgrade」という文字列を打ち込みます。管理者パスワードはさきほど入力したばかりなので、求められず進みます。画像が小さく見づらくて申し訳ないですが、更新状態が画面いっぱいになる様子がご覧いただけますでしょうか。数分かかりますが、Windowsの月例更新に比べれば短いものですし、ストレスに感じることはありません。
さて、ここであまりよくわからないのが、「update」と「upgrade」の違いです。この程度でアップグレードなのだろうか、と正直思いますが、アップグレードと呼ばれているようです。訳語に区別があるのか、ないのか分かりませんが日本語では「更新」と呼ばれているようなので、「更新」と呼ぶことにします。

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上の画像で終了です。必要な場合、再起動をしますが、今回はFirefox(WEBブラウザの一種)しか関係なさそうなので、後でも構わないと判断しておきます。
文字で表示されるのは退屈しないし、どんなパッケージが更新されるのか勉強になります。(あまりよく分かっている訳ではありませんが)

参考までにGUIの「ソフトウェアの更新」は、こんな感じ

さて、見ていてあまり楽しくないので筆者はほとんど使わないGUI版の「ソフトウェアの更新」の画像はこんな感じです。(GUI=グラフィカル・ユーザ・インタフェイス)

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ここで右下の「今すぐインストールする」ボタンをクリックすれば、ターミナルから「sudo apt upgrade」と打ち込むのと同じです。

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コマンドで処理を済ませてしまったので、GUIの方も「このコンピュータのソフトウェアは最新です」というメッセージを表示しています。Livepatchなどというオプションもあるようですが、作業中に裏で動かれるのも何かいやなので、設定しておりません。必要な場合は、作業は中断して再起動すれば良いでしょう。(筆者が個人としてしか使っていないパソコンなのでそれも許される、他の人も利用するサーバであれば駄目ですが)

それに比べてWindowsは、、、

話題変わってWindowsのアップデートの話です。たまにしか、使わない自宅のWindows機ですが、2月の定期更新が迫っているので、定期更新以外の緊急更新などが溜まっているといけないなぁと別に用があるわけではないけれど、先週立ち上げてみました。

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上の図はアップデート直後にとったスクリーンショットです。アップデート前にスクリーンショットを取らなかったのは、そこまで頭が回らなかったから。なので更新履歴=赤枠部分を下に示します。それにしても、なんだか内容が分からないアップデートで小一時間かもっとかかりました。不満に思うのはダウンロードとかインストールのパーセンテージが全然進まずに、寝落ちしそうな頃に何十パーセントも進んだり、終わっていたりすることです。、、、

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赤枠内が、先週のアップデート。「累積的な更新」ってなんだ? 月例更新は、毎月第2水曜(日本時間)なので、それだけは毎月まじめに更新しているつもりですが、どうもそれだけではないのでしょうか。

問題はひとさまのパソコン

更新の件、自分のパソコンは、あまり困りません。Linuxの更新で困ったことはありませんので。問題は、出入りしている事務所のパソコンです。困りごとを私が解決しなくてはなりませんし、Windows 10の更新に耐えられない旧型パソコンを「大ボス」が使っていますので、、、 去年の12月は忙しいのに、更新の後処理のバックグラウンドプロセスが邪魔をして1週間も使い物になりませんでした。「毎月第2水曜日は、定例更新ですよ。この間みたいに、後処理のバックグラウンドプロセスが優先的にメモリを使ってハードディスクを読み書きして、何日もパソコンが使えないかもしれません」と脅した1月は、幸い更新後のバックグラウンドプロセスに悩まされることはありませんでした。さて、2月はどうなることやら。明日に迫るWindowsアップデートがとても憂鬱です、、、

2021年2月9日のコメント

実はこの投稿の後半のWindowsアップデートの部分は先週書いたものが元になっています。Windowsの部分だけだと何かしまらず、比較するLinuxの部分も併せてまとめたいと思いましたので、確実に更新されるだろう今日火曜日まで待っておりました。長文になりましたが、その分の価値が上がったかは今後検証したいと思います。
連続投稿が40日となりました。1001回を目指して引き続き頑張ります。


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