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お正月休みも今日で終わりですね。「0003夜 電子メールの深い話 -前書き-」

さて、なんだか落ち着かないお正月休みも今日で終わります。元旦からの気まぐれ企画「 #パソコン千夜一夜物語 」も今日で3回目。「三日坊主」打破の挑戦権をついに獲得します! やった!という訳で、昨夜の続きということではなく、電子メールについて書きますね。電子メールで困っている人はいますか? 筆者は意外と電子メールの問題は厄介だと思っています。なんでもない時は良いのですが、「困りごとがあると意外とハマる」、そんな困っている皆さんへのヒントになればと思います。昨夜と同じ口上で申し訳ありませんが、今日も電子メールについて小出しに見出しを書いて、詳細は後日、別記事にしていこうと思います。

メール設定自分でできますか?

インターネットを使っている人なら、皆さんメールアドレスを持っていると思います。
スマホや携帯のメアドだと事情が違う部分もあると思いますが、パソコンのメール設定は項目が多いので、自分でできない人もいると思います。インターネットプロバイダーの情報を丁寧に読んで、ご自分で設定されることをお薦めしますが、ポイントを少し書きます。

「WEBメール」か、「メールソフトの利用」か?

筆者が電子メールを使い始めた頃、「メールソフトウェア」を利用するのが、普通でした。今では、WEBメールを利用している方々が多いと思いますし、私自身もプロバイダーのWEBメールサービスを利用しています。特に不都合がなければ、どちらを使っても構わないのですが、自分がどちらを使っているのかの自覚と、WEBメールを使う場合のセキュリティ上のリスクは意識する必要があると思います。
WordやExcelの市販解説本は多いですが、メールの解説本は少ないように感じます。メール環境がユーザ毎にかなり異なっているのがその理由ではないかと思います。プロバイダーのメールを利用するのか、どのメールソフトを使うのか、GmailのようなWEBメールを利用するのか等々の違いです。
メールソフトウェアに設定すべきなのはメール受信用のサーバーの情報とメール送信用のサーバーの情報です。プロバイダーから通常郵送される資料に入っているはずですので、なくさないように注意してくださいね。

「添付ファイル」が普通に使えて便利な世の中になったなぁ

さて、無事にメールを利用している皆さんが、意外と難儀しているのが添付ファイルの送受信かもしれません。また企業ではセキュリティ対策で、添付ファイルに利用制限がある場合もあるでしょう。もともと電子メールはテキスト(文章、文字情報)をやりとりする決まりごととして作られていますので、画像や動画データ、アプリケーションソフトウェア(Word、Excel、PDFなど)のデータなどバイナリファイルをやりとりするためには、エンコード(コード化)とデコード(コード化されたデータの復元)が必要になります。私がメールを使い始めた頃、メールソフトウェアにエンコード・デコード機能が内蔵されていなかったので、フリーソフトか何かで別途処理する必要がありました。そんな手間のかかる時代はあっという間に終わりましたが。
添付ファイルに難儀している皆さんは、メール環境上の添付ファイルアイコンをダブルクリックしているのが原因かもしれません。(「0001夜 ダブルクリック禁止!」参照)
そうそう、添付ファイルにはウイルスが紛れている場合がありますので、むやみに開かないことが大事です。信用できる相手からの添付ファイルであっても、実行ファイル(拡張子が.exeなど)は、そもそも実行するべきではありませんし、圧縮ファイル(拡張子が.zipなど。内部にウイルスが隠されている可能性がある)やマクロという実行可能な機能を含むことができるWord、Excelもダウンロード前に送信者に内容を確認するくらいの用心深さが必要と思います。

時にはメールヘッダを表示してみましょう

詐欺メールが流行っています。銀行とか通販サイトを装って個人情報をだまし取る偽サイトに誘導するものが典型です。電子メールは本文の前にメールヘッダと呼ばれる情報が付加されています。差出人、受取人の情報の他、発信時刻や中継したサーバ情報などが書き込まれています。差出人情報は詐称することが可能なので100%信用することはできないのですが、差出人情報が最初から怪しい場合も結構ありますのでヘッダー情報を丹念に見ることは、危険なメールを見極める第一歩と言えます。またreply-toというヘッダに怪しいメールアドレスが設定されている場合もあります。信用できるアドレス(実は詐称)からのメールにうっかり返信するとreply-toに設定された怪しい相手に企業情報・個人情報が送られてしまう危険があるわけです。流行らなくなりましたが、開封通知を要求する「Disposition-Notification-To」というヘッダが含まれている場合も、あなたのメールアドレスを危険に晒す結果になりかねません。

2021年1月3日のコメント

書いているうちに意外と長文になってしまいました。でも、やっぱり今日は「前書き」篇です。それぞれについて、後日、もう少しは詳しく、具体的に書きたいと思いますのでよろしくお願いします。そして明日もきっと何か別のトピックを書くと思います。そしてそれらを1001回にしていこうと思います。


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