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「0126夜 この話、どう思いますか?」

適当なタイトルが思いつかず、何を言いたいのか分からない「この話、どう思いますか?」になってしまいました。
この投稿によって誰かを非難するつもりは全くありませんので、最初に申し添えます。
前置きが長いと恥の上塗りになりますので、早速本題に入りましょう。

学生さんが代替システムを作りました

今日の元ネタリンクを紹介します。 筑波大1年生が爆速開発した“オレオレ授業DB”が大学公認に 有志で運用を継続する方針 (ITmedia NEWS 2021年5月1日)
詳細は例によってリンク先を読んでいただければと思います。
なぜこの話題をとりあげたのか。
筆者は、「これがニュースになることが日本がIT後進国であることの証左なのだろう」と感じました。
履修登録シーズンである大学の新学期に、学内の「授業データベース」がアクセス集中によりシステムダウンを起こしてしまうのは残念な話ではありますが、いかにもありそうな話です。あって良い話ではありませんが、、、
そこで一人の学生が突貫で代替システムを作ったのも、ありそうな話です。これが「大学公認になった」というのが、リンク記事の切り口です。この切り口で記事になることについて、「どう思いますか」というのがこの投稿のタイトルです。

こうやってどんどんベンチャーが始まるはず

「大学が公認した」ということが記事になり、背景に「大学が公認することの是非」が暗示されている現状が、筆者には日本的だと感じられました。「新しいものを、役に立つものを、良いものを、創り出していく。その担い手は若い人が中心であり、活躍の場として大学・高専などの教育機関がある。」これは当然だと思いますし、「技術大国」を自負する日本なら、なおさらのことでしょう。
筆者が感じる違和感は、「公認」という形での「権威」が、困りごとを解決する「実用」より重んじられているのではないか、というところから来ているように思います。さらにいえば、「基礎研究」や「芸術」「哲学」など「役に立つかどうかは分からないもの」も尊重されなくてはなりませんし、「挑戦するプロセス」や「失敗」も評価される土壌がないと、目先だけではIT周回遅れは取り戻せないと思います。ただし、「周回遅れを取り戻すこと」が目的化されてもいけませんし、「役に立つもの」が「経済的合理性」に矮小化されることも未来を窒息させてしまいます。
今回の学生さんによるシステム開発が、大学側が公認するほどの例外だということではなく、当たり前のこととして、どんどん学生ベンチャーを引き起こす契機となれば良いと思いました。

2021年5月8日のコメント

「パソコン千夜一夜物語」を始めた当初は、調子がよければ1日に数回分を書き、調子が悪ければ書かない日がある「書き溜め」を想定していましたが、生活リズムを作って「1日1回分を書く」しか続ける方法はないことに気がついてきました。記事ごとに出来不出来のバラツキはどうしても出てしまいますが、それでも一定水準以上のものが書けるように努めていきます。
それではまた明日。


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