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久しぶりに、また来ました「0093夜 嫌いな相談『添付ファイルが開かない』」

ときどきパソコンの相談を受けたり、質問されたりすることがあります。たいてい簡単なものですので、快く(?)対応しますが、私が不機嫌になるものもあり、その例が「添付ファイルが開かない」です。

経験上、教えたくない人がする相談

「添付ファイルが開かない」という困りごとは本質的な問題を含んでいる場合があります。「そのファイルが開かないとどうして困るのか」を本人が分かっていないケースがあるのです。「添付されてきたから考えもせずダブルクリックしてみる」訳です。
ウイルスが含まれていたら、どうするつもりなのでしょうか。
わざと意地悪く「拡張子は何ですか」とか、あまり邪険にできないときは、「ワードですか、PDFですか」などと聞くところから始めなければいけません。
このような質問に答えられる人が、わざわざ「添付ファイルが開かない」などという相談はほとんどしてこないので、こういう相談は長引く上、次回も同じことを聞かれる可能性があります。だから対応したくないわけです。

winmail.datはしかたないですね。

受け取り側に責任がないという意味で、winmail.datというファイル名の添付ファイルが開かない件については気持ちよく対処することにしています。よろしければ、「0012夜 『winmail.dat』のお話」など、読んでください。

どんな種類のファイルが添付されているのか、意識してください

必要があっての添付ファイルの筈です。閲覧だけすればよいのであればPDF化して添付するのが原則。編集することも必要なら、Word(場合によって、ExcelやPower Pointなど要はOffice系)等ということになるのでしょう。画像ファイルの添付はメール環境で直接見ることが可能な場合が多いので、「開けない」系の相談はあまりないのですが、そういうものも「添付ファイルである」という意識をユーザーはあまり持っていないのはMSをはじめとする提供社側の「ユーザ愚民化政策」が奏功しているのでしょう。全く大変迷惑な話です。

「開けない」という話自体が認識違いだった

大変情けない話ですが、今回「開けない」という相談があった話は、よくよく聞くと「開けない」という訳ではなく、添付送信したチラシPDFファイルは、PDFだとWEBページにアップできないからJPEG画像でほしいというのが、内容でした。最初から「PDFをJPEG変換して再送付してほしい」と言えば済むものを、勝手に「添付ファイルが開けない」という誤った表現で伝えてきたために、間に入った知人は、筆者の不信の対象になりました。

2021年4月3日のコメント

「添付ファイル開かない問題」は、もともとカッとなりやすい題材ですが、最近、気持ちの余裕があまりないこともあって、ますます、腹が立ってしかたがない出来事になってしまいました。安易に「開かない」と他人に頼る前に、基本に立ち返って、情報を整理してみることをお勧めします。
ではまた明日


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