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苦手な皆さんへ 「0038夜 地図をイメージする」

パソコンの相談を受ける中で、苦手にしている人は「手順」を気にしすぎている人が多いなぁと感じています。「パソコン千夜一夜物語」では、基本的にHow toは扱いませんので、大雑把な話になりますが、「地図」のイメージを提案したいと思います。

「何を」「何(なに)で(どうする)」

ここで身近な例で、「Wordで作った書類」を「Wordで開く」操作を取り上げてみようと思います。昨夜の「0037夜 デスクトップに置かないで」でオススメしないと書きましたが、目的の書類(Wordファイル)が、デスクトップに置いてあるのなら、それをダブルクリックすれば目的を達することができますね。少数のファイルしか使用しないのであれば、それでも構わないと思います。
その他、まず目的の文書を特定してから開く(WordファイルをWordで開く場合はダブルクリックすることによって目的を達することが可能)場合は、「目的のファイルを捜す」ことから始めることになるでしょう。
検索をかけるか、「ドキュメント」フォルダを捜すか、「最近使ったファイル」から捜すか、自分で作ったフォルダを捜すか、USBメモリーを捜すか、とにかく捜す必要があるわけですね。ファイル名が思い出せない(「無題」の場合なども)など、捜す労力が意外にかかることもあるかもしれません。ここで、Wordで作った書類であることが確実なら、先にWordを起動してみる方が楽かもしれません。Wordを立ち上げた状態で「開く」メニューを使えば、Wordでは開くことができないファイルは表示されませんから、検索が楽になるでしょう。

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上図のようなイメージです。スタート位置からゴール位置に向かうのに、「先に目的の書類を捜すか」、「先に目的のアプリケーション(ここではWord)を起動するか」、どちらでも構わない、一次元的な「手順」と考えるのではなく、二次元的な地図上の「道順」のように捉えるほうが良いのではないかという提案です。南北方向(y軸)に先に行くのか、東西方向(x軸)に先に行くのか、いずれにしてもワンブロックずつ移動をすると考えてみましょう。
確かに、先に「対象を選んで」から、「処理」を指定する場合のほうが多い(文字の範囲を指定してからフォントの種類や大きさを変える、段落を選んでからセンタリングを指定するなど)のも事実ですが、同じことをするのに複数の方法がある場合も多いので、頭に地図を描いて、目的地の一つ前はどこかを考えてみるとよいかなぁと思います。

2021年2月7日のコメント

気がつけば、2月も1週間経ちました。できるだけ図を入れてわかりやすくなるようにしようと思っていますが、ちょっと苦戦中の感じです。明日も頑張ります。


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