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ナンパも営業も軽さが大事だと思った話

私の家は自営業で、食品を加工して売っています。
最近コロナさんの影響もあって、うちの商品をネット販売したいという人が来たんです。その人は同じ地域に住んでいるらしく、1回目はお客さんとして来てくれました。

次に来た時にそのビジネスの話を持ち掛けられました。話を聞くと、その人の代理店を通して商品を売るのだけど、ゆくゆくはうちがネット上で自分の店舗を持つ方が直接お客さんとも繋がれるし良いのではという提案。その店舗登録には初期費用と月額費用がかかるとのこと。
うちとしては、ネット販売は既に何か所か委託しているところがあるし、そちらが勝手にやってくれる分ならいいけどそんなに手間がかけられないという答えを出しました。親がやっている店なので、私自身はあまり表立って対応はせずに影から様子を見守っていました。
(私の両親はネット等に疎いので、そういう話の時だけ私が出ていくという感じ)
その人はそんなに押しが強い方じゃなく、母が↑のように伝えてもしつこく言ってくる感じではなくその日は帰られました。
その後も何度か商品のやり取りがあったのですが、その方と接していてふと思い出したことがありました。

昔会ったナンパ男

学生の時、就活スーツを着てスタバで面接の準備をしていた時。近くに座っていた男性が声をかけてきました。年齢は推定30~35くらい。髪は短髪で白いTシャツと半ズボン(この言い方する?(笑))、色は日に焼けて浅黒い感じ。まぁ悪くないルックスだったと思います。私がカウンターと席を行き来する間に多分2回くらい目が合いました。
その人はどっちかというと表情が読めないというか、とにかく真顔でした。

私がせっせとテーブルに向って履歴書を書いていると…その男がこちらに向ってきて、具体的なセリフは忘れましたが「今、ひまですか」みたいな意味の事を聞かれました。真顔で。

瞬間、感じたことは色々あったと思いますが(あ、目があったの気のせいじゃなかったんだ。とか)こっちとしてはスーツで履歴書書いてるし、内心(ひまじゃねぇよ、見てわかるだろっ)って感じでした。ただのナンパだとわかったので適当に断ってお店を出ました。
その時は実際にそれどころじゃなかったし、ひまそうに思われた事に対するムカつきの方が大きかったのですが(笑)
なんかその人の口説き方がナンパ=チャラいという私の持つイメージからかけ離れていて怖かったんですよね。怖いといっても変質者に感じるそれとは違って、「何を考えてるかわからない」不安というか。真面目そうに見えると言えばそうなんだけど、その真面目さがこっちに「断ると申し訳ないな」と思わせてしまう感じ。
その時に、「あぁー、ナンパってチャラいぐらいのノリの方が余計な警戒心を持たれないんだなぁ。」という事を学びました。

恋愛もビジネスもコミュニケーション

で、うちに来たお客さんの話に戻ると。。ナンパ男との共通点は

・雰囲気が重い
・無表情で本心がどこにあるのか分かりづらい=警戒心を抱かせる
・話のテンポが遅い=軽やかさがない
・自信が無さげに見える=明るくない、暗いと言ってもいい
・断っても全然OKです!という雰囲気が無い=選択肢を与えていない、そういう余裕がない


断ってもOKというのは、口で言う訳じゃないけどそういう空気をその人が持っているかどうかってことです。「君の顔が僕好みなんだよね、だからもし良かったらお茶でもできたらすごく嬉しいけど、もし君が嫌なら断ってくれてもOK!またどこかで会ったらその時はよろしく!」ぐらいの軽さ。

今書いていて思ったけど「君の顔が好み」という好意をストレートに示すのも重要かも。今回のお客さんの例でいうと、うちの商品を気に入ったから是非これを僕が売りたいです!ってことなのかどうか。
(あぁーそれが無かったから余計に警戒しちゃったんだな。)
今思い返すとおそらく始めの1回目は偵察だったんだなぁ。と思っちゃいました。別にそれ自体は悪いことじゃないけどね。
やっぱり心の距離が近い方が話がスムーズに進みやすいってことでしょうね。
英語で恋愛の事をrelationshipと表現するのをわりと最近知りました( ..)φメモメモ…興味深いです。

対人関係のプロを目指して人生の色々な分野で活かしていきたいと思います。目指せ!人たらし!

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