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もうひとつの風呂場@鳩豆

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心の垢を落とす処。しがないバレーボールファン。
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2017年10月の記事一覧

叩き起こされる

叩き起こされる

例年、Vリーグの開幕前には、私なりにファンとしていろいろな準備をしておりました。
具体的なアクションとしては、あるシーズンは応援幕の作成だったり、あるシーズンはお友達に配布用の写真入りのお菓子を発注したり…。
当然ですが、アクションとともに、自身の気持ちも開幕に向けて高まっていきます。

野球などではよくリーグ開幕を「お正月」に例えられますが、私にとってはVリーグの開幕が、まさにそんな位置づけにあ

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4年生の秋

4年生の秋

「絶対にバレーの大学リーグは見に行かない」

つい3年ほど前まで、頑なにそう決めておりました。
黒鷲旗や天皇杯、応援しているVリーグチームの練習試合で見るだけで、どんだけ興味があっても、リーグには見に行くまいと。

こういう人は結構多いと思います。
実際、「ハマったら大変」だとか「青田買いみたいで嫌」だとか「子どもでも親戚でもないのに大学まで見に行くのはねー」等々、以前の私のように大学リーグの観戦

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「引退してもずっとファン」

「引退してもずっとファン」


これ、私のお友達の名言です。

バレーボール選手を選手としてファンが見ていられるのは、彼らの人生のうち、ごく短い期間です。

ありがたいことに、私がこれまで熱を入れて応援してきたVリーグの選手は、ほぼ皆さん引退後も「ファンが見にいく」事が許される立場にいます。
なので、彼らがそういう立場でいてくれるうちは、回数は少なかろうと、たまには今のステージでの頑張りを見に行こうと、心に決めています。

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誰がためにシャッターを切る(その2)

誰がためにシャッターを切る(その2)

前回の続きです。

「最早、自分が撮る必要ないんじゃね?」と感じながらも、それでも私が体育館でバレーの写真を撮りたいのは何故だろう?

撮る理由

 ここで、私も含めてファンはどんな目的で写真を撮っているのかを、ちょっと考えてみました。

①自身の記録用
 私にとってはこの意味が一番大きいです。見たものの記録。
 記録という割にはあまり見返すことも今はないのですが、当時を思い出す時に実際どうだった

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誰がためにシャッターを切る

誰がためにシャッターを切る

 私が男子バレーをがっつり見るようになって、何だかんだで10年以上が経ちました。

 その頃から、会場で写真を撮る人は当然おりましたが、当時はコンデジのハイエンド機が主流で、デジタル一眼レフを持つ人はまだ少数派でした。コンデジのハイエンド機自体も決して安いのものではなかった(今ならデジイチの入門機の本体が買えるくらい)ので、当時は「みんな、カネあるなー」なんて思った次第。

 今は、会場を見回して

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もうひとつの風呂場

もうひとつの風呂場

 注)写真のセレクトはただの気まぐれです(2017年黒鷲旗より)

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 はてさて。

 実は、ツイッターの140字では収まりきらないものも綴る場を、少し前からいろいろ物色しておりました。

 私は行動が遅く、かつ物事はじっくりこねこね考えてから発したいタイプなので、自分の思考や感情を即座にテキスト化したり、撮った写真をすぐにアップロードしたりするのは苦手です。故、瞬発的な感情はツイッター

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