過去(続き4)

そんな中、嬉しい事が起ころうとしている。両親の都合で引っ越しと転校が決まった。
もう学校で嫌な事は起こらないかもしれない。
お友達もたくさんできるかもしれない。
今の学校に何の未練もなく新たな生活が楽しみで仕方ない。
住む所は母方の両親、祖父母がすぐ側にいる。
初めての登校は不安と緊張が隠せない。
ドキドキしながら自己紹介をする。
クラスの子たちをよく見ると保育園で仲が良かった子と再会をした。
離れていた時間を埋めるのにそんなに時間はかからなかった。
彼女の名前は「ゆい」毎日一緒に登下校をし、遊び、やっと楽しい学校生活の始まり!かと思った。
でもまたいじめは始まった。ゆいだけは変わらなく接してくれた。
学年が上がってクラスが違っても彼女だけは違った。
私が菌扱いをされても気にしない。唯一の味方となってくれた。
転校してから小学校6年まで私が学校に行けたのは彼女のおかげである。

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