グローカルプログラムに参加してみて(理学療法士)


こんにちは。

今回は協力隊に内定している候補生が任意で参加できるグローカルプログラムについてです




自己紹介

こちらの記事で自己紹介しています!

理学療法士での協力隊派遣予定の男です。


グローカルプログラムについて

HPより

グローカルプログラムの概要↓

自治体等が実施する地域活性化、地方創生等の取組みにOJTとしての参加機会を提供する「グローカルプログラム(派遣前型)」を実施しています。

JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型)
https://www.jica.go.jp/volunteer/glocal_program/

目的↓

(1)自治体・団体等の実施する地方創生等、国内課題解決に資する活動に参加することで、国内の地域活性化に関する知識と経験を習得する。
(2)途上国に派遣中の活動に必要なコミュニケーション能力や、計画策定から実施、モニタリング、評価に至るPDCAサイクルの実践経験を積む。

JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型)
https://www.jica.go.jp/volunteer/glocal_program/

参加要件↓

(1)日本の地域が抱える課題解決に将来に亘り取り組む意志を有している者
(2)プログラム期間中、JICAが指定する場所での活動に専念できる者
(3)上記以外の応募資格要件は、協力隊等と同一
※ただし、受入れ先からの受入れ条件(年齢、職種等)がある場合があります。

JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型)
https://www.jica.go.jp/volunteer/glocal_program/


つまり、
JICA海外協力隊合格者の中で日本の地域が抱える課題の解決に取り組む意思がある人を対象に、地方自治体・団体等が取り組む活動にOJTとして参加する研修です。

そしてこの研修を通して
任国で必要なスキル(上記目的2番)も身につけよう!という取り組みです。

協力隊として派遣され、任国で得られた経験を日本社会に還元することも協力隊の目的の一つです。そのための地域との関係性づくりのきっかけにもなるものだそうです。

期間は約2ヶ月半です。
住居や食事は受け入れ先により異なります。
シェアハウスや一人暮らし、ホテル暮らし等様々です。
ご飯が準備されているところもあれば、自炊生活のところや、ホテルで毎食自分で用意するところなど様々です。


受け入れ先からの要請内容

実習地は日本全国にあり、要請の内容も様々です。
各地域が様々な問題を抱えていることを再認識しました。

実習生が各受け入れ先からの要請の内容をもとに希望を出すことができます。
私は九州を希望し、希望通り九州に実習に来ています。

実際の活動は受け入れ先により様々です
マンパワー的な働き(農作業など)が求められる受け入れ先もあれば、やりたいことを好きにやれる受け入れ先もあるようです。

私の受け入れ先は実習生がしたい活動をなんでもしても良いというスタンスでした。自分のやりたいことが見つかるまでは大変でしたが、活動の方向性が定まってくると、とても充実した日々を過ごすことができました。


実際の活動

受け入れ先からの要請内容にはもちろんPTのことなんて一切書かれていませんでした。しかし、PTの知識を活かして活動したいという思いを受け入れ先の方に理解していただき、活動を開始しました。

具体的には

  • 介護予防教室の講師

  • 健康増進に関する講話

  • 運動指導

などです。

理学療法関連以外でも

  • 農作業の手伝い

  • 他文化共生事業

  • 地域の小中学生との交流

  • 掲示物の作成

など様々な活動を行っています。


地方自治体における理学療法士のニーズ

私が活動している町には町内に大きな病院や、リハビリ施設がありません。役場に常駐の理学療法士もいません。

そのため、たくさん質問をいただいたり、頼っていただきました。ありがたいことです。

また、
入院施設や通院でのリハの施設は全て町外にあるため、運転免許を返納した高齢者はバスでの移動が余儀無くされます。このバスは本数が少なく使い勝手が良いとは言えません。

そのため町内での介護予防事業が活発です。
外部のPT.OTを招いての介護予防教室だけでなく、町で介護予防ボランティアの育成も行なっており、そのボランティアが、町内の各地区公民館で独自に運動教室を行っています。(各地区から町の中心部の保健センターまで距離があるため)


この研修で、
地域や訪問リハビリの重要性を感じることができました。
病院での臨床経験しかない私からしたら、患者さんが外来リハに通う際の苦労や、地域でどう過ごしているか、介護予防の取り組みなど勉強になることばかりでした。

任国に行ったらもっとギャップがあるんだろうなとも感じました!

任国でもできることを精一杯頑張ろう!!

最後までお付き合いありがとうございました。




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