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株価が下落すると利益になる? インバース型ETFとは

この記事でわかること

・相場の下落が利益のチャンスに
・保有株のリスクヘッジ
・大きなリターンの可能性
・レバレッジ・インバース型ETFは短期取引向き

 株式投資を行っていると、マーケットは上昇だけでなく、下落にも遭遇します。また、何かのきっかけで急落するのではといった不安もあるでしょう。

 今回は、マーケットの下落局面で有効活用できるインバース型ETFをご紹介します。

インバース型ETFとは

インバース型ETFとは | PayPay証券
インバース型ETFとは

 インバースとは、英語の「Inverse」に由来しており、日本語では「逆」を意味する単語です。

 一般的なETFは、対象とする株式や指数(日経平均や米国を代表する株価指数であるS&P500など)が上昇すると価格が上がり、下落すると価格が下がるように作られています。

 これに対し、インバース型ETFは、対象とする株式や指数が下落すると価格が上昇する仕組みです。例えば、日経平均が5%下落すれば、インバース型ETFの価格が5%上昇するというものです。

 インバース型ETFは、マーケットの下落が、利益に繋がります

インバース型ETFのメリット

インバース型ETFのメリット | PayPay証券
インバース型ETFのメリット

1.マーケットの下落局面で利益を狙える

 インバース型ETFは、先ほど述べたように、マーケットの下落局面でも利益を狙うことができます

 リーマンショック等、何らかの理由でマーケットが大きく下落している時や、景気後退期などで下落相場が長く続く場合、株を購入しても利益を上げることが難しい局面があります。
 しかし、インバース型ETFならば、対象のマーケットが下落した時に価格が上昇しますので、下げ相場に対応することが可能になり、投資の選択肢が増えます。

2.保有株のリスクヘッジ

 インバース型ETFは、マーケットが下落した時に価格が上昇します。このメリットを使うことにより、すでに現物株をお持ちの場合、リスクヘッジとして使うことができます

 重要な会議や経済指標の結果次第では、株式市場全体が大幅に下落する恐れがある場合、インバース型ETFを購入しておくと、保有株の下落による資産減少のリスクを軽減できる可能性があります。

3.大きなリターンを得る可能性も

 インバース型ETFの中には、対象の値動きに一定の倍率をかけたものがあり、通常のETFと比べて大きなリターンを得ることも可能です。これをレバレッジ・インバース型ETFといいます。

 上の表は、対象の日次の値動きに対し3倍の価格変動となるように設計されたレバレッジ・インバース型ETFの例です。この例では、対象の値動きが基準日から3日連続で10%下落した場合を表しています。

 実質的なレバレッジを見ると、2日目が3.63倍、3日目は4.42倍となっています。これは、複利効果によるものです。2日以上保有する場合、実質的な倍率が変わるのが特徴であり、大きなリターンが得られる可能性があります。

レバレッジ・インバース型ETFのデメリット

レバレッジ・インバース型ETFのデメリット | PayPay証券
レバレッジ・インバース型ETFのデメリット

 レバレッジ・インバース型ETFの場合、相場が上昇したとき、上記の逆で予想以上の損失が発生する可能性があります。

 また、レバレッジ・インバース型ETFは、その特徴の一つである複利効果により、対象の値動きが上昇・下落を繰り返した場合、価格が徐々に減少します。このため短期取引に向いている商品と言えます。

PayPay証券取り扱いの主なインバース型ETF

Direxion S&P500ベア3倍

Direxion S&P500ベア3倍 | PayPay証券
Direxion S&P500ベア3倍

Direxion20年超米国債ベア3倍

Direxion20年超米国債ベア3倍 | PayPay証券
Direxion20年超米国債ベア3倍

Direxion新興国株ベア3倍

Direxion新興国株ベア3倍 | PayPay証券
Direxion新興国株ベア3倍

Direxion米国リートベア3倍

Direxion米国リートベア3倍 | PayPay証券
Direxion米国リートベア3倍

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PayPay資産運用「逆チャレンジコース」

インバース型ETF:Direxion S&P500ベア3倍

PayPay資産運用「逆チャレンジコース」
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インバース型ETFに係る商品の特性とリスク

インバース型ETFに係る商品の特性とリスクについては、こちらでご確認ください。

記事作成日:2023年1月23日

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