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fp Lを連れて(SIGMA 90mm F2.8 DG DNを撮り試し編)

こんにちは。私です。

2021年は全くカメラへの興味を失っていたわけで、新レンズの情報も仕入れていませんでした。なので、今年に入ってようやく、Iシリーズから2本新しいレンズが出ていることを知りました。24mmと90mmですね。
その時、Lマウントレンズに関しては、28-70mm F2.8 DG DNと65mm F2 DG DNの2本を持っていました。65mmに関しては記事にもしていなかったのですが、まるっきり某ウィルスの影響を受ける時期に購入してしまったため、ほとんど出番がないままでした。

カメラを再開するに当たって、モチベーションを上げる意味で新製品を見に行くかと、少し足を伸ばして大きな家電量販店へ。24mmはすぐ見つかったのですが、90mmが見当たらない。しばしレンズコーナーをウロウロしていたら、Iシリーズの並びに90mmの文字が。
驚いたことにレンズサイズがものすごく小さい!
最初は見間違いか店員さんの並べ間違いかと思いましたが、そんなことはなく。
fpのキットレンズになっている45mmと比べても遜色ないくらいのコンパクトなサイズに収まっています。これで90mm?

レンズというのは望遠に行けば行くほど大きくなるという概念を完全にぶち壊されました。もうこれは買うしかない。そう思ったのですが、財政状況がそれを許さず⋯⋯ 。結局その日は諦めて家路につきました。

しかし、もうその日から90mmのことが気になって頭から離れない。
「お金がないなら作れば良いじゃない」とどこかで囁く声が。
気づくと私は 65mmを下取りに、90mmを手にしていたのでした。
すまん、65mm。ほとんど使わずにお別れになってしまって。買った時期に加え28-70と焦点距離が被っていたのが良くなかった。

というわけで買ってしまいましたSIGMA 90mm F2.8 DG DN。
いつものように前置きが長くなりましたが、本題のレンズの話と作例をご覧いただきたいとお思います。掲載した写真は90mm本体が写っているものを除いて、全てSIGMA fp L+SIGMA 90mm F2.8 DG DNで撮影しています。

まず外観からご覧いただきましょう。

見てください、このコンパクトさ!
ともすればフロントヘビーになりやすい小さなfp Lのボディにもピッタリです。
フードを外すとこんな感じ。

更にコンパクトさが際立ちますね。
上からもご覧いただきましょう。

昔使ってたiPhoneと比較してみます。
少し古い型ですが今のiPhone無印とそれほどサイズは変わらないはずです。
イメージが掴みやすいかと。

さて、ここまで見ていただいて「コンパクトなのはわかった。じゃあ写りはどうなんだ?」というご意見が飛んできそうなので、実際に撮った写真をご覧いただきましょう。

撮った写真の現像を始めて、まず印象に残ったのがコントラストが強めだな、という点です。
私はコントラスト強めな写真が好きなので、現像段階でパラメータを上げるのですが、このレンズで撮った写真に関してはあまり調整の必要を感じませんでした。
全体に締まりの良い、印象の強い写真が撮れる感じです。

ボケに関して言うと、ArtラインのレンズやIシリーズのF2のものに比べれば荒さがある感じです。「めちゃくちゃ滑らか」ではありませんが、主題を浮き立たせるには十分なボケ感を持っています。
最小F値は2.8ですが、90mmと言う長めの焦点距離なのでボケを作るのには苦労しません。

色味については、青が強めに出る感覚を覚えました。
空なんかを撮る時には良い感じに映えると思いますが、ポートレートなど人肌を撮る時には多少の調整が必要になりそうな気がします。

ピントがあった部分の解像感に関しては文句の付け所がないですね。
fp LやSONYのRシリーズのような高解像機につけてもなんら遜色ないと思います。

また、最短撮影距離も50cmと結構寄れるのも嬉しいですね。
カフェなどのテーブルフォトも少し体を引けばなんとかなる距離です。

これだけの性能がこの小さなボディに詰まっていると言うのは驚き以外の何者でもないです。SIGMAさん、また面白いものを出してきたな、と2022年のまだ見ぬ新製品への期待に今から心躍ります。

と言うわけで、SIGMA 90mm F2.8 DG DNで試し撮りした感想を述べてまいりました。今回はしっかりと使い倒してあげたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

それでは。


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