【日記】初めて動脈採血をした話

2月5日から2月11日の一週間分の日記です。
とはいいつつタイトルの話題が9割くらいです。

2024.2.5

本日からまた次の診療科へ。
今週か来週のどちらかは外病院での実習になるとのこと。
大変そうなことは早く終わらせたいので今週外病院に行くことにした。

夜バイトに行った以外記憶がないので本日はおしまい。

記憶があるとしたら,右手の尺側(手のひらを前に向けたときの内側。小指の方)が痛い。
尾を引きそうな問題なので早く病院に行きたい。
病院には毎日行ってるのにね。

2024.2.6

本日から数日外病院。
まあまあ規模大きめの急性期病院に決まったので少し緊張。

受付を済ませて実習生の控え室に向かうと一個上の学年の学生が待機していた。
身の回りのことしっかりやってそうな一つ結びの女子。
自分のようないい加減人間が話すのも申し訳なくなる感じ。
なんかすみません。

3日間の基本的な行動は同じっぽいのでとりあえず挨拶。
このあと昼食いっしょにとることになるのだが,一個上の部活の先輩の話でお茶を濁した。

午前中は外来がないらしく病棟患者紹介とレクチャーで終わり。
お決まりの金魚の糞ムーブ。

午後は別の医師に飲み物買ってもらって雑談してたら終わっていた。
カンファレンスもすぐ終わり解散。

あれ,ちょろくね?

2024.2.7

この日,人生で初めての経験をすることになる。

ちょっと長くなりますがお付き合いいただけると幸いです。
とばしてもOKです。


動脈採血をご存じだろうか。
名前の通り動脈から血をとることである。

血液検査の中に血液ガスという項目があり,二酸化炭素とか酸素とかがどのくらいの濃度か,血が酸性・塩基性どっちによってるかとかとか,いわゆる"ガス"について調べる項目のことを血液ガス分析と呼ぶ。

午前中病棟を回っている最中,指導医のピッチに一本の連絡が入った。
加療目的に入院予定の患者の容態が悪化し、予定より早く救急外来に搬送されてくるとのことである。
指導医とともに搬送待機。

「血ガスとる(調べる)から動脈採血やってみよっか」

パルスオキシメーターを患者の指に嵌めながらに指導医から放たれたその内容に,反射で「へ???」という声を漏らしてしまった。

なぜか。
ひとくちに、少し危ない手技だからである。

普段血液検査でとる血は静脈からの血液である。
静脈の血は簡潔に言えば"勢いが弱い"ので,注射針による損傷はそこまで問題にならない比較的安全な採血である(と思ってる)。

先ほどの説明では触れなかったが,静脈とは対照的に酸素を多く含み心臓から送りだされる動脈は圧が高く、加えて勢いが強い。
そのため動脈からの採血は多少の危険が伴う。

「(太ももの)ここを二本指で押さえて,真ん中を垂直に深めに」

いやいやいやいや,怖いですて。

これまで感じたことのない緊張感。
外病院は割と手技やらせるという話を聞いていたのでとうとうきたか,という面持ち。
聴診すると肺野の変な音が聴こえたし,呼吸もだいぶ乱れている。

これは検査のための採血。
自分の処置次第でどうこう起きることがないのがわかっているから,指導医も手技の経験の場として今回採血をやらせている。
そんなこととは分かりつつやはり重圧である。
せっかく経験をさせてもらえるのだから,ありがたくやらせていただこう。

大腿動脈の走行(どこにあるか)を確認。
幸い,軽く指を置いただけでもよく触れる。
中指と人差し指を垂直に陰部のそばに立てる。
二本の指の真ん中に垂直に。
穿刺。
深く刺す。

あ,一発目外してもうた。
本当に難しい。
しかし集中は切らさずに。

二回目。
先程は角度が真に垂直ではなかった。
角度を入念にしかし迅速に確認しつつ。
穿刺。

逆血(ぎゃっけつ)を確認。
逆血とは血が採血シリンジに吹いてくる圧によって針の根本あたりに少量の血が入ってくることで,血管内に針が入った,という認識で問題ない。
赤血球が壊れないよう,ゆっくりしかし着実に十分量シリンジを引く。

針を抜きアルコール綿で穿刺部位を押さえ,一息。
どっと額に汗が滲む。

学生同士の採血練習ではない,患者を対象とした医療行為。
ここ最近でこれほどまでに数十秒を長く感じたことはない。

終わった今となってはいい経験した!で済むが。
刺したときのことは折に触れて思い出すことになるだろう。
処置を行い患者対応に参加した,という事実があるだけで背筋がすっと伸びる感覚がある。

二本指をあて穿刺するその間。
濃縮された時間。
貴重な経験をした。

ここ数日でこんな投稿が話題になっていた。

まだ実習回り始めの身ではあるもののこのような状況はどこにおいてもあるあるなんだなと。

国試前の実習,存外に暇である。
指導医が忙しいからである。
学生に構っている時間などないのだろうと思う。
勉強の足りていない学生に患者への医療行為を一部でも任せるのは怖いと思う。
矛盾しているかもしれないが自分もできれば任されたくない
(それでええんかい)。

ただ,手技をやらせてもらえることは純粋に嬉しい。
「⚪︎⚪︎やった!」という感動と,己の手や目で直接行うことで活きた知識を得られる。
今回の動脈採血も多分に漏れずそれ。
手技を経験させていただいた先生,ありがとうございました。

なお,午後にも二回動脈採血をやらせていただく機会があった。
機会のインフレすぎる。
脈を全然触れなくてかなり時間かかってしまった…

加えて膿胸のドレナージ (膿をチューブ経由でシリンジを用いて出す外科的処置)もみた。

あまりに濃い一日であった。

2024.2.8

患者と話すレクチャー。
おじいちゃんおばあちゃんと話す要領で問題ないが,やはり聞くことを整理したり聞き方自体を意識したりと,考えながら話すことが求められる。

タダ飯弁当が美味かったです。

チョット、オモカッタ…

2024.2.9

学食で食べたチキン南蛮が美味しかった。

2024.2.10

タスク処理してたら1日終わってました。
翌日の支度をして就寝。

2024.2.11

次の日の分で顛末を書き残す。
不安を抱えたまま東京へ。

≒JOY デビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』発売記念 スペシャルライブ@東京 昼夜公演に参加しました。

代アニに入信してかなりの時間が経つが、銀河劇場に来たのは初めて。
かなりのレアケースである。

座席は昼夜で1個しか変わらなかった。

ちか〜~〜

1stツアーの中でオリジナル楽曲+=LOVE楽曲のカバーを並べたものがセトリであった。

『≒JOY』、ツアーで変わってた振り付けが戻ってたのでよかった。あれ好きやねん。
その先はイグザルトの2番の振り、初めて見たような感覚に陥った。

メンバーごとにツアーを通して感じた想い、収録楽曲の裏話などいろいろ話していて、ツアーや楽曲撮影を含むミニアルバム期間の総括は助かる。

香乃愛ちゃん、前髪とかなんか変わっててめっちゃビジュ良かったです、今日も最強に可愛いね、えらい。

最強に可愛い香乃愛ちゃん

夜公演、水飲みで捌けたメンバーのスペースに愛実ちゃんを手招きする香乃愛ちゃんがえらかった。

1stツアーを迎えるにあたりメンバーそれぞれが目標を立てていた。
天野香乃愛ちゃんの目標は

「みなさんと目を合わせる」

である。

『レスを送る』を『目を合わせる』という表現で言語化することが多い香乃愛ちゃん。

個人的にこの表現はしっくりきている。
限られたライブ出演時間で全員にレスを送ることは非常に難しいと思う。
『目を合わせる』ことで会場に足を運んでくれた人達全員と通じあってやろう、という気概はひたすらに格好いい。

今回のライブ、異様なくらい目が合って、ツアーで立てた目標を意識してライブに臨んでるのが良くわかってにっこりした。

あまりに目合いすぎて明確に覚えているタイミングの方が少ないのですが、正面でたくさん目を合わせてくれた香乃愛ちゃんに感謝を。

帰ります。またね~

2024.2.12

これはあくまで一般論なのですが、用事もないのにコンビニの敷地内に長時間車両を停めておく行為は店舗の利益を損ないます。
迷惑となります。

みなさんはしないようにしましょう。
必ずバレます。

あくまで一般論です。

朝帰宅,昼買い物,夕方タスク消化,夜筋トレで終了。
筋トレに呼び出してくれる知り合いはいくらいてもいい。

総括

今の段階としては貴重な経験をさせて頂いたし、タスクをこなしつつ週末はしっかり解放した。

合格点の週末。次週も頑張ろう。



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