【日記】夏の大会

8月5日から8月12日までの日記です。

8月5日

現実へ。

部活の大会の前日入りである。
知り合いの家を出発し岡山へと向かった。

岡山県、通過したことはあっても降りたり泊まったりするのは初めてである。
岡山市と倉敷市くらいしか知らないし、せっかくなので観光しておきたかったので中心地から近い後楽園と岡山城を訪れた。

後楽園、とにかく広い。江戸の時代から丁寧に保全されてきた歴史を垣間見ることができたような気がした。                                                          

広いなぁ


岡山城、でかい。
見学料を支払い天守閣へ上がったものの、あまり感動はなかった。
平地に建設されたこの城は戰いの目的よりも、その土地を治める大名や城主の威厳を周囲に知らしめる目的で作られたらしく、その情報通り雄大な様が見てとれた。

8月6日

大会初日。2試合出た。
めちゃくちゃ疲れた。
1試合目。守備の際体に触れていたら押すんじゃねえ!と罵声を浴びて萎縮してしまった。
別に押してないので強気に行けばよかったと思う。こういうところが情けない。
スポーツマンシップに関わる反則を取られる可能性もあるので何も返さないでいた。
この競技ってめっちゃカード出るんです。
後半で引き離され敗北。
2試合目。前評判では勝てる相手だったのだが、細かいミスが重なりカウンターで点数を盛られる。比較的点差を離され敗北。

帰りの車は後輩が今後チームをどうしていきたいかについて語っていて良かった。
自分が引退しても頑張っていってほしい。まだ引退すると決まったわけじゃないけど。

宿に戻ってから後輩たちと食べたラーメンはいつもより少ししょっぱかった。
ラーメンは何も思うところはなかったが、チャーハンがめちゃくちゃ美味しかった。
多分チャーハン屋さんとして十分やっていけると思う。

8月7日

予選リーグの最終戦で1試合。

倉敷の美観地区をぼっちで散策していたら、別で散策していた同じ部の集団と鉢合わせかけた。目を合わさずそそくさと逃げようとしたら集団のうちの一人に発見されていて捕まった。
一人でいるときに知り合いの集団と遭遇した時のリアクションの正解がわからない、苦手だ。きょどってしまうというか、アッ、アッ、となってしまう。一人で行動していることに幾分か弱気になっていることの表れだと思う。今こうして一人で日記を書いているところに後ろから知り合いが声をかけてきても、「お、おう」と返しながらメモアプリを閉じると思う。

自分の行動に恥じることがないなら誇っていいと思う。
ここ数年の自分のためにしている行動にそのようなことはほぼない。それなのに、思ってはいてもそれを対外的に誇れるか、というところで弱くなってしまう。
成功体験の少なさ、自己肯定感の極度の低さ、それなのに一丁前に膨れたプライド、でも自信のなさが前面に出る。

同じポジションの先輩の顔つきが普段と違って見えた。
それもそのはず、応援席には先輩の彼女が座っていた。
先輩に花を持たせたいので先輩の出場時間が長くなるよう交代の合図を抑えめにした。
自分も短い出場時間ながら得点し、いい雰囲気で終わることができた。外したら嫌だなの気持ちでプレーすることの方が多く、個人的にはあまり喜ぶことができなかった。
得点した直後にタイムアウトで試合中断となったため、ベンチに戻った。
得点を祝って同期や先輩が体をぶつけてきたのでそれなりに気持ちを上げ嬉しいふりをした。こういうところではっちゃけられないのでいつまでも陰キャラを脱することができない。

帰りにサイゼリヤで夕飯を食べた。
宮崎出身の後輩が初めてサイゼリヤのメニューを見たときのリアクションが面白すぎた。
九州にはサイゼリヤの店舗がない県がいくつかある。県外に出ることなく生活を送っているとサイゼリヤに行くことなく育つこともありうる。
後輩もその一例でサイゼリヤに行ったことがなかったらしい。メニューを開いた瞬間、大きく目を見開いて「やっす!やっす!」とゲラゲラ笑いながらそれしか言わなくなってしまった。はよ食べんかい。
自分としては特段感動がない事象に対してこのように他人が大きく心を動かされ感情をあらわにしているのは、そのリアクションを通して自分も少しばかり新鮮な感情を感じることができるのでいいなと思う。

4人で顔を突き合わせて間違い探しに取り組んだ。
最後の1個が見つからず1時間経過していた。集中しすぎかて。

8月8日

香川県に向かいうどん屋を巡った。
大会日程ではあるものの試合が組まれていない日となっていたので、車のメンバーで話し合い香川県のうどんをいくつか食べようという話になった。

・なかむらうどん
・(忘れた)
・手打十段 うどんバカ一代

釜バターうどん発祥の店と言われている場に来ることができたのは非常にラッキーだった。

全体的に体調が良くなかったので夜に予定されていた飲み会をキャンセルしてホテルのベッドで寝た。

8月9日

大会日程最終日。
エキシビジョンマッチ1試合に向け出発した。

同期が自分ともう一人しかおらず少し寂しい思いをしていたところ、なぜか最終日のみマネとしてたまに来る同期が来てくれた。
こういうのは来てくれるだけで嬉しいもんです。
試合内容はボコボコにされ酷い有様だったが大会を無事に終えることができたのでよし。

岡山に住んでいる知り合いの家にお邪魔して爆睡した。

8月10日

大会が終わり晴れて帰省。
空港でデミカツ丼を食べ東京へ飛んだ。
岡山もそれなりに暑かったが東京も大差ない。

うまい!

8月11日

六本木まで足を運びライブを観た。
TIF終わりに関東に置きっぱなしにした衣類が洗濯されて返ってきた
宿も提供してもらって本当に感謝しかない。
なぜか次の日も六本木に来ることになっているらしい。
なんで?

8月12日

ある観覧イベントに参加した。
最前を取れてしまい、配信のカメラに何度も抜かれてしまう。
とうとうフリー素材になる時が来たか。

きついです。

ただでコーラを何本かもらい推しメンを数時間眺める素晴らしいイベントだった。
こういう全貌が掴めないよくわからないイベントほど面白い。

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