「初めて世に出した一眼カメラの映像」
ども!Pay(@pay619)です。
前回の初投稿の通り、今回は「初めて世に出した一眼カメラの映像」がテーマです。
内容では2018年に映像を始めるにあたって僕的にオススメな機材についても触れるので、映像に興味がある人も読んでもらえたら嬉しいです。
それでは前置きはなしにして、早速ご覧下さい。
Natural P from.101over ろくでなしM.I.C Live Ver.
同い年で神戸在住のラッパー「Natural P」のライブ動画が、自分が始めて世に出した映像でした。
(Natural Pの他の映像はコチラ。この曲もかっこいいので是非聴いて欲しいです。)
これを公開したのは2014年12月28日、つまり丸々3年前ですね。
【初めての編集内容とその時感じたこと】
映像を撮ったのは公開日の前日。編集の作業時間は約1日でした。
この時は今使ってる編集ソフト「EDIUS」がまだなかったので、フリーの編集ソフト「Aviutl」でデータを作りました。
作り方としては、
1.一眼カメラの動画データ(AVCHD形式・拡張子はmts)を読み込み
2.冒頭の静止画とテキストを作って配置
3.最後の告知情報画像を作って配置
4.告知に合わせてライブ音声から原曲データにフェード転換
5.Youtubeにアップ
という流れでした。
ご覧の通り一発撮りの映像なので、カット編集はせずに「動画の最初と最後に情報を追加する」のみの編集でした。
とりあえず初めてだったので有料の編集ソフトを買わず、フリーソフトでやってみようとトライしたことを強く覚えています。
映像編集について今思うことはただ一つです。
「とりあえず映像を作ってみたいならスマホで作ってみよう」。これだけです。
【PC+編集ソフトもいいけど、スマホでも十分作れる】
最初に触れておきますが、Aviutlは非常に評価が高いフリーの動画編集ソフトです。
”フリーの動画編集ソフトウェアとしては神レベルと言っても過言ではない”
と紹介されているくらいです。
(Aviutlのわかりやすい解説はこちら)
でも自分がこのソフトを使ったのはこの映像が最初で最後でした。
この映像を作るのにあたり、まず操作方法を覚えるのに時間が半日くらいかかった上に、約3分の映像を書き出すのに確か1時間半かかりました。これがavitulを使い続けようと思わなかった理由です。
ちなみにその時使ってたパソコンはこれです。2011年くらいに買った7万円くらいのノートPCでした。
数ヶ月後には動画編集ソフト「EDIUS NEO 3.5」というソフトをゲットしまして。そちらで今の僕が作ろうとしたら上の工程全てをあわせても多分30分くらいでできます。
勿論PCのスペックは関係していますが、多分ソフト自体の書き出す力が弱いのかなと思います。個人の主観ですが。でもEDIUS NEOは今開発がとまってるので、こちらもそんなにオススメしません。
2018年に買える編集ソフトだと、adobeの「Premiere Elements」やMACのプリインストールソフト「iMovie」あたりが良いのではないでしょうか。
PEはpremiereの初心者向けverなので本格的ですし、iMovieはMACに最初から入ってるのがいいですね。
あと、iMovieを僕がすすめる理由はもう一つあります。iPhoneに入ってるからです。
【iPhone、超有能】
僕はずっとiPhoneユーザーなのでiPhone前提で話します。(多分アンドロイドも同じくらいつかえると思いますが)
今のiPhoneってマジでカメラがすごくて、ぶっちゃけ撮影環境と撮りたい内容によってはエントリー〜ミドルクラスの一眼と比べても全然見劣りしない映像が撮れます。
しかもすごいのはその撮った映像をそのままアプリで編集できるってのがもう最強です。
上で紹介したAviutlはインストールの工程が若干複雑なので、僕は今から映像を撮り出すなら「スマホで撮ってスマホで編集する」のをオススメします。
というわけで、実際にiPhoneだけで完結した作品を一つ紹介します。
HOLIDAY/Y.A.S
静岡で活動するY.A.Sさんの心地よいゆる曲です。
Youtubeの解説欄にも書いてはるんですが、全部自力でiPhoneで撮影・編集をしているとのこと。
この映像の完成度から見て取れるiPhoneのすごいところは
1.めっちゃ綺麗に撮れている(背面カメラがすごい)
2.映像のフェード切り替えや映像のカラーグレーディング(色調整)もできる
3.歌詞が読みやすいサイズ・タイミングで出せる
4.音源データもiPhone内のitunesから引用して差し込める
5.最後のロゴ画像なども追加できる
があります。さらに「スローモーション」や撮った映像が早送りになる「タイムラプス」も撮れます。
はい、すごいです。最強です。
勿論PCで専用のソフトを使ってやっても上の作業は出来るんですが、
「スマホで完成まで作りきれる」のがすごいんですよ。
僕の周りにも「スマホは使ってるけどPCはからっきし使えない」って人が結構いますが、そういう人でも作れるくらい、完成までのハードルがぐっと下がってるんですね。
【機材に拘らずに内容にこだわろう】
上で書いたとおり、高クオリティな映像制作がスマホでできる時代です。
これは少なくとも自分が始めて映像編集を始めたころにはまだなかった2018年現在のメリットです。
一眼カメラはNatural Pの映像を見てもらったらわかる通りとても綺麗に撮れるので、それ一つでも十分に見られる映像になります。
でもここで重要なのは、「綺麗かどうか」ではなく「作品としてよいかどうか」だと僕は思います。
Natural Pのライブ映像とY.A.SさんのMVはそれぞれ違う内容の作品です。そこに優越はないと思います。
しかし、僕は正直Y.A.Sさんがこの作品を公開した時にめっちゃびっくりしました。
なぜかというと、この映像は「Y.A.Sというラッパーが見ている世界」を一番リアルに表現してる作品であるからなんですね。
僕もラッパーとして自分で歌詞を書くのでわかるんですが、やっぱり歌詞って感情や考えを言語として表現するのに加え、「情景描写」の一面もあるんです。
普通はそれをMVといったような映像作品にする場合、他人の「撮り手」や「編集者」にそのイメージを伝えなければならないんです。
それを自分が持ってるスマホでできる。すごい時代です。
この映像はY.A.Sさんが曲にこめた気持ちや記憶を自分の手で表現している、これが本当の「こだわり」だと僕は思います。
そして、何よりそのこだわりが一番、表現や創作に必要なものなのではないでしょうか。
個人的には、今の日本で活動するラッパーは一度自分で自分のMVを作ってみたらいいのにと最近とても思います。
お金をかけなくても自分だけで作れるようになることは良いことですし、制作自体にクリエイティブな刺激が詰まっていますよ。
僕はもうカメラがありますし、このカメラを使う腕を磨きたいのでよっぽど理由がなければスマホでやらないと思いますが、2014年の僕が持ってたiPhoneが今のレベルだったら絶対スマホで試してました。
それくらいおすすめです。
この文章かいてる時に見つけたiphoneのiMovieの使い方まとめ記事へのリンクも貼っときますね。
【次回更新の内容】
以上、自分が始めて世に出した映像と当時の制作環境の紹介、加えて今の僕から見た「2018年ならこうする」ってお話でした。
こんな感じで自分の経験と今の自分が考える「オススメ」的な何かを紹介していければなと思います。
というわけで、次は「初公開映像で使ったカメラと、2年ローンで買った初レンズが最高だった」ことについて書こうと思います。
よければまた、読んでみてください。
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