最近履いていなかったビムラムファイブフィンガーズ。久しぶりに味わった履き心地に楽しさ再燃
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この数日、本当に久しぶりにビムラムファイブフィンガーズを履いて写真を撮り歩いています。
そういえば、いつから履いていなかったのか。すっかり忘れてしまうほどの前から履いていなかった。一年はたっていないと思いますが、半年以上は経っていると思います。
履かなくなった原因は、雨に弱いというところが大きい。雨が降るとすぐ染み込んできて、あっという間に足がびしょびしょ。たまったものではありません。
そのため、数日間の出張や、天気の怪しい外出には履いて行けない。
雨の心配のない、晴天を確認してから履いていくことになる。これがなかなか面倒で仕方がない。なにせ、外に出てなんぼの仕事生活をしているので、靴のことであれこれ心配するのは時間の無駄である。
それと、やっぱり歩くのがなかなか大変で、普通の靴のようにクッションが効いていて、何も考えなしに、どんと足に力を加えて、地面をキックすることができない。
そんなことをすると、踵や足、膝を痛めてしまう。
踵でなく、爪先らへんに力を逃し、上手に力のバランスをとって一歩一歩歩く必要がありあます。これがなかなか上手くいかなくて、長い間歩いている、ふらついたり、足が張って疲れたり、もどかしく感じていました。
だから、次第に履く機会が少なくなり、この最近全く足を入れることは無くなったのです。
それが、この間、少し暖かい日。
今日は、薄くて地面や空気の冷たさが直に伝わるビムラムファイブフィンガーズを履いても、さほど寒い思いはしないだろうと、久しぶりに履いてみたのです。
久しぶりに履いたそれは、足の一部と言っていいほど、足全体にフィットしとても心地よく、この靴の良さを思い出しました。この、一体感は他の靴、少なくともいつも僕が買い求め、今でも履いている安物の吊るしの靴では味わえない。
試しに、軽い履き心地を確かめるため歩いてみたくなり、そのまま、カメラをぶら下げテクテクと歩き始めました。ついでに、スナップ撮影も。いや、スナップのついでに散歩か。
**歩きながら、頭の中で反芻していたのが、この間聞いた「武田鉄矢の今日の三枚おろし」**
その中、古来日本人は踵でなく、爪先で歩いていた。草履や草鞋はそのためのもの。日本古来のナンバ歩きも、それが基本。だから、浅草のお祭りで粋な若衆が履く草履は、踵までない小さなサイズを履いた。日本各地の盆踊りもそうで、つま先歩きが基本となっている。とうとう面白い話だった。
それを、思うにこのビブラム靴は、日本古来の歩き方するそのための靴ではないかと思ったのです。そう考えて歩いてみると、なんだか歩きやすく感じるのだから人というのは、というか僕というのは浅はかな錯覚の元生きている存在だと知ります。
それからというもの、再びビムラム愛が再燃し、数日間履き続けています。
挙げ句の果てに、この一足だけで終わりにしようとしていた、ビムラムファイブフィンガーズをもう一足買ってもいいかなと思っている自分がここにいるのです。
結構高い靴なので、買うか、買えるか、思案のしどころですが、少なくとも今あるビムラムファイブフィンガーズは時折履いて歩き撮りをしたいと思っています。
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