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「旅するパクチー」に外せないコト。

すべては、農家さんあってのお話。
暑さにも寒さにも弱いパクチー、そうじゃなくても足が早い野菜です。
アジアのイメージが強いですが、じつは真夏が一番厳しい。(あたたかい地中海沿岸が原産)
特に今年は台風がひどく、パクチー農家さんにも大きな被害がありました。
私は何もできず、募金しかできなかったのですが、農家さんは大地と空の間で日々頑張ってくれています。

まずパクチーハウス閉店後にやりたかったのは、農家さんにありがとうを伝えることでした。メールではなく、ちゃんと会って目を見て伝えたかった。
しばらく取引をしていなかった農家さんにも会いたかった。
あの時、あなたの作ってくれたパクチーがあったからこそ、お店を続けられました。
店がなくなったから終わりではありません。というか、逆にこれから!!!
自分に必要な時だけ、何かをしてもらう時だけ連絡するのでは、それこそただの取引先止まり。温度をもった関係は、途切れることがあっても、深まっていきますよね。

パクチーは、スーパーでお金で買って食べておしまいではない。
そうやってモノとして扱うと感謝の念が持てず、大切に食べ切ろうと思えなくなります。それでは、生産者さんの存在や思いは見えてきません。
扱っている飲食店ですらそういう可能性はあります。

ぜひ圃場に行ってほしい、そして土を触って、その場で食べて、農家さんが手塩にかけて育てていることを知ってほしい!!!

昔の人がお米をとぐ時に、一粒でも大切にして流さなかったのと一緒。
その愛情に触れると、自然と私たちの行動も変わってくると思います。

一人になってから、コラボイベントやパーティーを請け負うようになったのですが、最近は圃場から簡単な動画を送ってもらうようにしています。
食べる人の意識を変える、ダイレクトメッセージ!
その数分の出来事で、食材として買った商品ではなく、○○さんが〇〇で大切に育てたパクチーになるのです。
これを食べる前に見てもらうと、農家さんや場所についてつっこんで聞かれたり、直接買えるのかを聞かれることも。

ちなみにこれは、初めてお願いした時の江口農園さんの動画。
顔は写っていないのですが、土をほろほろ見せてくれたり、興味津々!!
きれいに洗われた野菜が当たり前なので、大地が育んでくれることを改めて気づかせてくれます。(この次からは顔出ししてますよ!)

千葉の立川あゆみちゃんの動画は、終わった後にみんな一斉にpcに向かって手を振るというオモシロイ状況に!

パクチー農家さん、本当にオモシロイ人が多いのですよ!
みんな個性的で情熱があって、カッコイイ!!!

旅するパクチーのミッションは、人としての農家さんのを知ってもらい、ライブな情報発信はもちろん、食べる人が圃場に行き、逆に農家さんを呼んでイベントをしたり、パクチーで結んだ相互のコミュニケーションを創り出していくことです。
パクチー自体の情報も発信していきますし、農家さん同士のつながりも作っていきたい!
パクチーに関わる人全員がフラットな関係性、自発的に動き楽しみ、人生を社会を本当の意味で豊かにしていければと思っています。

ちっちゃい一歩であっても、意識を変化させていくことで大きな流れを作る。派手に何かをぶちあげることは出来ませんが、お互いを知るきっかけを作り、パクの輪を広げて行くぞー!


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