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神様を巡る旅〜神様はどこにいるのか〜

今回のお話は「神様」について考えて見ようと思います。超常現象や不思議な力を考えていくと、ぶつかるものですが、なかなか踏み込みにくい話です。なぜなら、信じていない人には誠におかしな話に聞こえると思いますし、特定の神様を信じている人には自分の信仰を否定する話にも聞こえなくもないからです。私は何かを否定したり、強く肯定するのではなく、自分なりの思いを心理学や脳科学の知見を借りてゆるく考えてみたいと思いっています。ゆるくお付き合いいただけると幸いです。

日本人は信仰深い民族とは言えませんが、近所には必ず神社があり、多くの家には神棚があり、そして毎年初詣に行く人はたくさんいます。熱心に特定の神様を信仰している人は少ないけれども、なんとなく神様という存在は身近に感じていて、困った時や人生の転機などで頼りたくなる存在。そう感じている方が多いのではないでしょうか。

私は子どもの頃から、神様に関して大きな疑問がありました。ひとつは世界中に大変たくさんの神様がいます。宗教もたくさんあります。自分の宗教の神を唯一の神としている宗教も多くいます。するとこの矛盾を解くには、たくさんいる神様の中で「本物の神様と偽物の神様がいる」のか? というものです。もしかしたら、そもそも論として神様はいないのか、それてもほとんど全部いるのか? 私は特定の宗教や神様を特別信仰していないので、ニュートラルな気持ちでこの謎を解いてみたいと考えていました。

では、その謎を解く旅、この神様を巡るお話をしていきたいと思います。あまり難しい話をしませんので、率直に私が感じてきたことをまとめます。

私も普通に神社に行きますし、神頼みもします。おみくじも引きますし、お守りも買います。大学受験では自分の部屋に神棚を作り、試験会場に持っていくえんぴつを削って飾っていたところ、夜中に何もないのに突然、そのえんぴつが全て神棚から落ちたことがあるます。地震も風も何もないのに突然落ちたのです。

その音を聞いて飛び起きて「アーァァァ落ちたぁぁぁぁぁ」と叫んだものです。当然のように、その年は受験に失敗し、その時ほど神様の存在を感じたこともありませんでした。

子どもの頃から色々な神社を巡っていると、神社に漂っている違いがふたつあることに気づきました。この神社の違いとは「不思議な気配がある神社」と「全く気配がない神社」です。神社によっては何か強い存在感を覚える神社と、何も感じない神社があるのです。

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