福岡パルコ展示物撤去に見えるもの
福岡パルコが店内に設置した展示物に対して、苦情が殺到して撤去したとニュースになりました。これは福岡パルコが今月11日から開催しているイベント「パルコ感覚」というイベントのもの。九州のアーティストや飲食店を紹介するもので、展示物は福岡パルコのスタッフと外部クリエーターがチームを組んで作ったそうです。
この展示物は「無料案内所。本日の出勤77名。初めてのご来店でも、ご指名なく遊べる」と書かれています。外からは派手な箱に見えなくもないのですが、内部は「出勤」「オプション」の言葉や下着のイラストなど、結構エグくて、性風俗店の無料案内所を模倣していることは一目瞭然です。そもそもこの無料案内所というのはなんなのか、このnoteを読んでいる良い子の皆さんには縁がないものでわからないかと思いますが、日本各地の繁華街には風俗店がいくつかあり、数多い風俗店を紹介してくれる無料案内所というものがあるのです。温泉地に行くと予算を聞いて旅館を紹介してくれる案内所の風俗版みたいなものです。
この展示物は何が問題だったのでしょう?前衛的なアートとしてなぜ認められなかったのか、そして多くの人はなぜこの展示物に強い拒絶感を持つのか、今回の「魅惑の心理学」はそんなアンダーグラウンドな世界とそこでの心理について解説したいと思います。
ここから先は
1,615字
/
1画像
心理に関わるトピック、最新心理傾向、SNS心理学など教科書やネットに載っていないような希少な情報、オープンスペースではなかな話ができない業界の裏話もお届けしていくつもりです。
ポーポー「魅惑の心理」マガジン
¥500 / 月
心理に関わるトピック、最新心理傾向、SNS心理学を雑談のような話を軽いお話にしてお届けします。心理学に興味がある人、心理を使って何かに活か…
いつも応援ありがとうございます。 みなさまからいただいたサポートは研究や調査、そしてコンテンツ開発に活かしていきます。 ミホンザルにはバナナになります。