見出し画像

「魅惑の心理」マガジンvol.146(夫婦関係を良好に続ける心理学)

結婚後、仲の良かったふたりなのに、些細な事で喧嘩をするようになり、そこで持ちこたえる夫婦もあれば、関係修復が困難になる夫婦もいます。せっかく永遠の愛を誓った間柄なので、できるなら良な夫婦関係を続けて生きたいものです。どちらかが一方的に我慢をしたり、わがままを貫き通す関係はあまりよくありません。最近の統計によりますと、過去30年間で結婚した夫婦のうちの32%は離婚をしています。つまり「3組に1組は離婚」していることになるのです。よく海外の離婚率の高さが話題になこともありますが、日本はもともと離婚率が高めで推移している国で、明治の頃は4割近くも離婚率があったと言われています。

この傾向は改善することなく、きっとこれからも高めに推移を続ける離婚。今回の「魅惑の心理」マガジンは、夫婦関係を良好に続けていくためのポイントを解説していきます。

○離婚の理由

離婚の理由を見てみましょう。2018年の司法統計によれば、性別別の上位の離婚理由の1位は男女問わず「性格が合わない」です。男性の2位は「精神的に虐待される」、女性の2位は「生活費を渡さない」です。まず1位の「性格が合わない」は、本当に性格が合わないかはいささか疑問です。

ここから先は

2,780字 / 2画像

¥ 250

いつも応援ありがとうございます。 みなさまからいただいたサポートは研究や調査、そしてコンテンツ開発に活かしていきます。 ミホンザルにはバナナになります。