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「魅惑の心理」マガジンvol.50(逆恨みされてしまう人・攻撃される人の傾向と対策)

世の中にはなぜか人から逆恨みを買ったり、やたらと攻撃される人がいます。その人が他人から攻撃されるような悪いことをやったわけではないのに、なぜか攻撃対象になってしまいます。なんでこんなことが起きるのだろうとメカニズムをずっと追っていて、多くの人を分析しているうちに、いくつか傾向があるように思えてきました。今回の「魅惑の心理」マガジンでは、逆恨みをされてしまう人、攻撃をされてしまう人の傾向とそれを改善していく対策についてまとめていきたいと思います。

逆恨みとは「恨みに思う人から逆に恨まれること」をいうこともありますが、ここでは「良かれと好意でやったことを逆に悪くとって、自分に恨みが向けられること」と定義します。相手に悪意を持っていないのに、なぜか悪いように解釈されやすい人がいます。もちろん逆恨みをしてくる相手が悪く、される側にも責任があるという内容ではありません。ただ純粋に危害を加えられやすいなら、それを知って防いでいきたいと考えます。

○実例から考えてみる

ポーポーのところにはたまにいくつかの相談が寄せられることがあります。「私は何か悪いことをしたでしょうか?」と突然、自分に向けられる攻撃に困惑している人が一定数いらっしゃいます。たとえばAさんはパートで美容関係の仕事をしています。仕事もできて愛想も良く、誰からも愛されそうなキャラクターです。ところがいつも同僚の女性から攻撃を受けます。他にもパートの人はたくさんいるのに、なぜかいつも攻撃されるのはAさんです。たまたまその人が何か気に入らないことがあったのかと思っていても、働く場所が変わっても必ずAさんを攻撃してくる人がいるそうなのです。仕事ができないわけでもなく、むしろ人よりもハキハキとなんでもできてしまいます。またフリーで働く専門職のBさんもそうしたひとりです。お客様にはとても好かれる傾向はあるのですが、同業者から執拗に攻撃をされています。Bさんはその理由が全くわかりません。Bさんはむしろ同業の人とは仲良く寄りたいと考え、質問や挨拶も積極的にしているにも拘わらず、強烈な妨害をいつも受けてしまうそうです。

なぜこのようなことが起きるのでしょう?

○逆恨みしやすい人

AさんやBさんの特徴を深掘りする前に、まず逆恨みしやすい人の傾向を探りましょう。逆恨みしやすい人はネガティブ傾向が強い人です。ものを悪く捉える傾向があります。親切を受けても、純粋に「ありがとう」と思えず、「何か裏があるのでは」と考える傾向があります。こうしたネガティブな思考の根幹にあるのは、損をしたくないと考える損失回避性と防衛心が強さです。好意的に解釈して裏切られると心が痛い。だったら、最初から信じないでおくほうが楽と考えます。痛みの忍耐や耐性がない、弱い人ともいえます。自分の行動について得だ損だとすぐに考える人でもあります。自分は絶対に損をしたくないのです。被害者意識の強い人も物事を悪く捉える傾向があります。こうした考えは単に防衛心が強い人もいますが、実際に不快な経験をしてきて、人間不信になっている人もいます。悪い記憶が定着しやすい人も逆恨みをしやすい傾向があります。Aさん、Bさんの周りにはたまたまこうした人がいるのではなく、どこにでも一定数いると考えたほうが良さそうです。

では次に逆恨みや攻撃をされやすい人の特徴を詳しく探り、その対策を考えて生きたいと思います。

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心理学研究者/心理学をビジネスで活用する心理コンサルティング/代表書籍「マンガでわかる行動経済学」(6刷)「マンガでわかる心理学」(14刷/si新書累計1位)など累計22冊、著書累計143万部。「色と性格の心理学」(7刷)  http://www.paw-p.com/