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「魅惑の心理」マガジンvol.237(なぜ自分に自信が持てないのか?)

新しい仕事を始めようとするとき、新しい挑戦を前にするとき、自分の行動に自信が持てないことがあると思います。私たちは色々な場面で「自信がないこと」に出くわしてしまいます。

そもそも「自信」とは、なんなのでしょう? 

「自信」とは自分の能力や価値を肯定する力、信じる力であります。心理学でいう「自尊感情」とも大きな関係があります。自分に価値があると思えない、自尊感情が低い人は増えていますから、自信のない人の数が増えているようにも感じます。

SNSでも自信がない人、失敗の不安を抱えた人の投稿をよく見かけますし、知人関係を見渡しても自信のない人は大勢います。新卒の社会人たちは、一部で根拠のない自信を持っている人もいるのですが、数的には自信のない人のほうが多くいるように見受けられます。

この自信を決めているのは自分自身であり、客観的な評価は関係ないので、自分の「思いこみ」とも言えます。自信の「ある」「なし」はその人の経験かと性格傾向から来るものであり、自信を支えているのはその人の成功体験、もしくは関連体験です。成功体験や関連体験を積み重ねている人は、状況が変わっても臨機応変に立ち回れると感じられ、それが自信へとつながっていくのです。

考え方が前向きな人は、様々なものに挑戦し、失敗しても成功しても経験として残り、それが自信になります。逆に何に対しても自信がない人は悲観的で失敗に対して不安が大きく、物事に対して萎縮してしまいます。そのような精神状態では、再び失敗をしてしまう可能性が高く、さらに自信を失っていくという悪循環に陥ってしまうのです。

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