見出し画像

色彩力向上講座(4)色彩記憶力・再現力

ポーポー・ポロダクションでは色彩の総合能力、色彩能力のことを「色彩力」と呼んでいます。色彩力といっても使う能力が異なります。色彩力は

① 色彩基礎知識
② 色彩認知力
③ 色彩分析力
④ 色彩記憶力・再現力
⑤ 色彩表現力

の5つの能力の総合能力と考えます。一般的には色彩感覚が優れているという言い方をして人を評価しますが、色を認知する能力(見る能力)と色を表現する能力は明らかに異なります。これらをまとめて能力が高いという、雑で感覚的な評価になります。今回は「④ 色彩記憶力・再現力」を学びます。

最終更新日2020年5月12日

色の記憶力・再現力を調べる

記憶は時間とともに変化してしまうものです。そのため正しく色を記憶して、それを元どおりに復元する能力が必要になります。コツをつかみ練習をする事で体得できます。そしてこのコツを掴むと色彩の総合力である色彩力はぐっと高まります。

ではさっそくみなさんの色の記憶力がどんなものか調べてみましょう。ゲーム感覚で試してみてください。

テスト1

画像1


この色を覚えてください。

赤い色です。

赤は私たちにはとても重要な色で

様々な効果をもたらします。

女性がより注視する色ではありますが

男性にとっても特別な色で

女性は赤に反応するのですが

男性は赤い服を着る女性を高評価する心理傾向があります。

女性は赤に目がいって手に取りやすく

男性は赤い服を身につけた女性を高評価するのです。

さてさて

では問題を出します。

今見た赤はどちらでしょう。

上に戻ってはいけません。

画像2

少し簡単でしたでしょうか。

答えは

Aでしょうか、 Bでしょうか。

よく思い出してみてください。

はい。答えは Aです。

正確に色を記憶するというのはとても難しいのです。

色は記憶に残りやすく、思い出しやすいという特徴があるのですか、「正確に」となると非常に困難になります。それはたとえば「赤いバラ」という言葉を再現しようとするとほぼすべの人が「赤いバラ」と再現できます。そのままの言葉も誰かに伝えられます。ところがこの「1」の色を誰かに伝えて再現するのはとても難解です。「赤」「鮮やかな赤」と伝えても、10人いたら10人が考える赤は微妙に違うはずです。難しいですよね。でも大丈夫、これからそのコツというか色の見方の本質をお教えします。


ここから先は

1,699字 / 3画像
「色を使って問題解決しよう」「色の可能性を広げていこう」をテーマにした色彩心理を研究会していきます。 「ポーポー色彩心理マガジン」は [学んで解決・学んで広げる] [参加して解決・参加して広げる] [仲間を作って解決・仲間を作って広げる] [相談して問題解決・相談して可能性を広げよう] といった内容に分かれており、ここでしか手に入らない希少な色の情報も含まれます。皆さんのビジネスや日常にお使いいただけます。マガジンで完結するものではなく、マガジンから様々な可能性とワクワクが広がります。

「色を使って問題解決しよう」「色の可能性を広げていこう」をテーマにした色彩心理の研究会です。 マガジンを購読いただくと色彩心理関係のセミ…

いつも応援ありがとうございます。 みなさまからいただいたサポートは研究や調査、そしてコンテンツ開発に活かしていきます。 ミホンザルにはバナナになります。