見出し画像

色彩研究会の課題/令和における新しい伝統配色を作ってみましょう

 みなさんこんにちは。日本には色の組み合わせと名称が決められ定型化した伝統的な配色が数多くあります。

有名な配色に「襲(かさね)の色目」があります。これは平安時代、宮廷の人々が自然の彩りを重ねて創造した配色です。組み合わせは自由に選べたわけではなく、決まりごととして厳密に定められていたといいます。平安時代末期には5枚が原則で、特別な場合に12枚の色を重ねました。これがよく知られた「十二単(じゅうにひとえ)」です。この時代の貴族たちは贅を尽くし、服も重ねることがひとつのステータスだったと考えられています。現代においては、即位礼正殿の儀で雅子皇后さまと女性皇族が十二単をお召しになりました。

「「襲」が複数の色を合わせるものに対して、2色の配色を楽しむものもあります。これは平安時代は宮中の女性が袿(うちぎ)を重ねたときの表と裏の取り合わせかたがベースになっています。これを「重ね(かさね)」と表記して、「襲」と区別することがあります。「重ね」はの配色は通年を通して使えるものもありますが、季節に応じた配色に振り分けられているのが特
徴です。たとえば春は

こんな配色が並びます。夏は

こんな感じです。

どれも平安時代から続く伝統的なものですが、色彩の勉強として「令和における伝統配色」を考えてみませんか。もしこの時代に新しく配色を作るならどんな配色を作りましょう。

研究員のメンバーである「にじまるさん(別名ライダー)」が「令和版の襲、重ね」をみなさんで考えてみませんかと提案をしてくれました。あまり難しく考えることはありません。たとえばにじまるさんは、こんな配色でも面白いのではないかと考えてくれました。

研究員のみなさんの中でご興味がある方は、ぜひこの「令和版の襲、重ね」を考えてみてください。複数の配色でもOK、2色の配色でもOKです。いただいたものは順位などをつけることなく専用ページを作りますので、研究員みなさんでめでたいと思います。

では応募要項です。
・令和版の配色(2色・もしくは複数色)を考えてみてください
・たとえばパソコンで着色したものを画像化していただいてご応募ください
・パソコン以外でも色紙を重ねたり、色鉛筆で着色したものを写真に撮って送っていただいてもOKです
・締切は1月16日(月)です
・発表は1月中に専用ページを作ります
・花の名前、場所の名前、人の名前、なんでも結構です。ドーハの歓喜とかの配色でも面白いかもですね。気軽に考えてください
・応募は研究員さんの中でご興味がある方のみで大丈夫です。提出できなくても全く問題ありません。応募されなかった方も、みなさんのものをみるだけでも楽しいと思います。

では下記に応募方法をまとめます。
よろしくお願いいたします。この機会に色彩研究会に参加、マガジンの購読をしてみませんか。

ここから先は

314字 / 1画像
「色を使って問題解決しよう」「色の可能性を広げていこう」をテーマにした色彩心理を研究会していきます。 「ポーポー色彩心理マガジン」は [学んで解決・学んで広げる] [参加して解決・参加して広げる] [仲間を作って解決・仲間を作って広げる] [相談して問題解決・相談して可能性を広げよう] といった内容に分かれており、ここでしか手に入らない希少な色の情報も含まれます。皆さんのビジネスや日常にお使いいただけます。マガジンで完結するものではなく、マガジンから様々な可能性とワクワクが広がります。

「色を使って問題解決しよう」「色の可能性を広げていこう」をテーマにした色彩心理の研究会です。 マガジンを購読いただくと色彩心理関係のセミ…

いつも応援ありがとうございます。 みなさまからいただいたサポートは研究や調査、そしてコンテンツ開発に活かしていきます。 ミホンザルにはバナナになります。