見出し画像

noteの収益化に必要なもの

「noteを続けるために必要なこと」という原稿を書きました。私も最初は全くアクセスも伸びず、ただ書いているだけで挫折しそうになりました。「noteを続けるために必要なこと」では、そんな私がどのように続けていったのかを考えや行動をまとめています。

では続いてその原稿と連動して、noteの収益化について話をしたいと思います。noteには有料記事を書いたり、有料マガジンを発行する機能があります。開設が簡単にでき、さらに収益の手続きもとても簡単なツールです。保存、編集、課金設定、ツイッターやブログとの連動が非常に簡単にできます。

noteで収益を上げるということは継続のモチベーションにも非常に強い効果があります。購読してくれた数は多くなくても、「誰かがお金を払っても見たいと思ってくれた」という思いは、やりがいにつながります。誰かが待っていると思いながら書くことと、ただ書きたいと思って書くことでは大きな差があります。継続するには「やらされている」思いではなく、「自分からやりたい」と思う内発的動機づけが必要です。

スクリーンショット 2021-03-21 9.43.38

誰かからほめられたい、好かれたい、すごいねって言われたいという感情は不純に思われるかもしれませんが、動機づけには非常に効果的に働きます。お金を得られるという動機も人によっては強い動機になり得ます。儲けるという視点ではなく、継続する視点からも有料noteはお勧めの機能と言えます。

日本では残念ながら「有料は悪」というような基本的な価値観があります。「無料」はときに良いものにもなりますが、必ずしも良いとは限りません。ポーポーはこれから国民総起業時代、副業化の波が来ると思っています。そのためにもnoteの収益化を考えることは価値があると思います。

未来は全ての情報は無料化すると考えている人もいますが、それは無料でも成立する広告のような存在があるからです。現在、無料の情報はその価値(信頼度低下・一般化増加)が薄くなりつつあり、ポーポーは逆のことを考えています。価値ある情報は無料から有料へ。いずれ「有料は悪」という価値観は変化していくでしょう。良質な記事にはその対価が支払われるべきです。

そこでnoteの収益化を考えて、ポーポーが実践してきたポイントを紹介させていただきたいと思います。ポーポーの売上の実績表なども公開させていただき、どのように売上をあげていったのかも紹介していきたいと思います。

[目次]
1. 導線の設計(noteに来てもらうまでの流れを考える)
2. noteの収益形式(有料化の形といかに主駅が伸びたのか)
3. 魅力的なコンテンツの作り方(コンテンツの本質)
4. 魅力的なコンテンツの魅せ方(コンテンツの演出)

1. 導線の設計(noteに来てもらうまでの流れを考える)

noteは閲覧してくれる人が増えるとヤフーの検索の上位にも上がります。どんどん流れて閲覧しにくくなるツイッターと異なり原稿が残っていきます。そこでSNSと連携して導線をうまく作れると良いと私は考えました。私はnoteまでの導線をこんな感じで考えています。

スクリーンショット 2021-03-19 11.28.27

noteの特徴は「収益化がはやい」ということです。その月の1日か月末までに売れた販売金額からnoteのプラットホーム利用料(10%〜20%)と手数料が引かれた金額が売上になります。翌月20日までに手続きをすると月末に現金で振り込んでもらえます。

書籍は書くまでにも時間がかかりますし、書いてから発売までに時間があり、そこから出版社によって異なる支払い期間で現金で振り込まれます。たとえばnoteでは3日で原稿を書き5日目に売れたと仮定します。現金になるまでに「原稿作成3日、売上5日、集計1〜30日、振り込み30日」原稿を書いてから最短で39日でお金になります。それでも時間がかかると思う人がいるかもしれませんが、書籍は60日で原稿を書くと仮定すると「原稿作成60日、制作日50日、販売日流通まで40日、振り込み30日」原稿を書いてから180日でお金になります。この差は大きいと思います。

noteのもうひとつの特徴は「収益化がそこそこ高い」ということです。noteで販売した原稿にはプラットホーム利用料がかかります。有料記事、有料マガジンでは10%、定期購読マガジンでは20%の利用料がかかります。入会金や月間費用がかからない(定期購読マガジン発行には別途月500円がかかります)かわりに、こうした利用料が必要です。似たサービスをしているサイトも同等かもう少し高い金額がかかります。さらにここからクレジットカード決済が売上金額の5%かかり、携帯キャリア決済なら売上金額の15%が手数料で引かれます。最後に振込手数料として270円がかかります。

この金額を丸めると毎月20〜25%の手数料を除いた75〜80%が受け取れます(売っているマガジンの種類や相手の決算で変動します)。ちなみにポーポーは今月は73.6%でした(定期購読マガジンが多いため少し低い)。

10,000円を売り上げると7,500円が実際に支払われるイメージです。これを高いか安いか評価は人それぞれだと思いますが、支払い決済を自分でやると手間が大変で、手間を考えると適切という評価をしています。希望では15〜20%ぐらいになると嬉しいですが、それでも約75%の収益化が上がりますので、他のサービスと比較して収益性は高いと思っています。手軽な電子書籍というイメージを持ってもいいでしょう。電子書籍は出版社の管理なら収益は20%しか上がりません。1,000円の本が一冊売れると200円の収入になります。出版社で本を出すと編集や販売促進まで全部面倒をみてくれます。編集、販促を自分でやるならば、70〜80%に設定を設定している電子書籍サイトもあります。出版契約上、作者は自分で販売サイトに上げられません。

また、ポーポーでははユーチューブで動画を作って公開しています。一般的には人はユーチューブで再生回数を増やして広告収入を得ようとしていますが、ユーチュープの収益化は条件が非常に厳しく(会員登録数・再生時間)、一般の人が後発で一定の収益を上げるのはむずかしいでしょう。芸能人のような集客力がないと困難です。

ポーポーは逆の発想でユーチューブを入り口と考え、noteへ誘導する施策をとっています。これによりツイッターや書籍以外のルートからポーポーを知ってくれた人にnoteを案内しています。自らの知名度が上がっていったらユーチューブ公開用に動画を作る販促方法もお勧めです。

スクリーンショット 2021-03-22 10.50.11

noteは置いておくだけでは利益を出さないので、 SNSからの誘導など導線を考えることが重要です。

※以下の原稿は定期購読「ポーポーの色彩研究会マガジン」を掲載月(2021年3月)までに申し込まれている読者は無料で読める設定にいたします。色彩心理や心理学に関わる知見の応用があるからです。

最後までご覧いただくと、ポーポーがどのように収益を上げていったかかわかり、noteを実施していくときのヒントになると思います。販売データ推移などのなかなか公開しにくいデータも出しています。またnoteで求められるコンテンツの作り方、魅せ方などの演出についても学べます。

特有な人が経験したものだけでなく、経験を加味しながら誰でも作れる論理的な視点で原稿をまとめています。みなさんの副業や起業のヒントにお使いください。

ここから先は

10,318字 / 5画像

¥ 2,000

いつも応援ありがとうございます。 みなさまからいただいたサポートは研究や調査、そしてコンテンツ開発に活かしていきます。 ミホンザルにはバナナになります。