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ワクチンを打つと症状が悪化するのか?

コロナウイルスの蔓延、第7波の流行に伴いSNSではコロナに関するいろいろな情報が飛び交っています。人は科学的な根拠が乏しくても、不安から「きっとそうに違いない」と思いこむとそれしか考えられなくなってしまいます。これは確証バイアスという思考の偏りです。人はとても頭がよく、分析力や複雑なことを考えることが得意なのに、冷静な判断力を持てなくなるという不思議な思考を持っています。

最近、 SNSによく流れてくるもので気になるものが「ワクチンを打つと症状が悪化する(した)」というものです。これはどうなのでしょう。多くの発言はワクチンを打った人をバカにするような言葉が含まれていたり、ワクチンを毒のようなものと捉えている人がいます。これはワクチンに対する不安から心の奥底に「悪いもの」と考えがちになり、医療系の専門家風の人が反対的な言葉を聞くと自分のモヤモヤが軽減されるので、ついワクチン陰謀説のようなものに捕らえられてしまうと考えられます。

ではワクチンは本当に安全なのでしょうか、間違いないのでしょうか、ワクチンに関する効果は数多くのデータから裏付けされていますが、本当に信頼できるものでしょうか。これはポーポーが第7波でコロナに感染しまったこともあり、自分の体感に加え、感染症に詳しい専門家に話を聞いて、歪んだ思考なくちょっと考察をしてみたいと思います。ちなみにポーポーはワクチンを3回打っておりますが、今回のコロナで39度以上の熱が出ました。今の変異型はワクチンは効かなかったのか、もしくは免疫が切れていたわけです。ワクチンを打った側からすると、ワクチンを打ったのできっとこれでも重症化しなかったのではと考えてしまいがちになります。これは高いお守りが効果があると錯覚することに似ています。

第7波、ワクチンを打った人は本当に症状が悪化しているのでしょうか?感染症に詳しい人に聞いたところ、正直「わからない」というのが答えでした。ただしいくつかのことが想像できます。ワクチンを打っていない人たちは、すでに5波、6波で無症状に近い形で感染していたことが考えられ、第7波には免疫が付いていてかかりにくいケースが考えられるようです。そのため、第7波の感染はワクチンを打った人が感染しているような見え方ができ、ワクチンが逆効果に体感できる可能性です。ワクチンの影響で感染タイミングがずれた可能性です。また、そもそも論としてワクチン反対派の人は健康体であルことが多く、ワクチンを推進したのは高齢者などそもそも弱い人が比率的に多く含まれます。俯瞰的に見れば、まるでワクチンを打った人の症状が悪い形にも見えるのです。ワクチンを打っていないで、重篤な症状が出ている人もたくさんいますが、それは報道できないのです。そんな背景もあります。見たものの格率を多く感じる利用可能性ヒューリスティックという思考の歪みも影響があると思います。

個人的には製薬会社の利益のために怪しいことをする可能性はあると考えていますが、ワクチンは「毒だ」と決めつけて、ワクチンを打っている人たちと揉めるのはどうかと思います。会社の経営者がワクチン賛成、反対を従業員に強要するのも如何なものかと思います。不安なことを多角的に見て、自分の判断で打ったり、打たなかったりが良いと思います。何しろ決めつけないで、情報は入れて判断を修正、調整していきたいと考えます。

したがって「ワクチンを打ったからといって症状が悪化するとは言えない」が私の思っている答えです。ワクチン、賛成でも反対でもいいですが、人格否定したりして揉めるなって思います。


ちなみに人が陰謀論みたいなものにハマる心理をまとめたリンクを貼っておきます。

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