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「魅惑の心理」マガジンvol.70(抜けない疲労感を取る心理)

いくら寝ても疲れが取れた気にならない。最近、等もモチベーションが上がらないで疲れぎみ。そうした悩みを持つ人が増えています。もしかするとそれは心の疲労が蓄積している可能性があります。最近は肉体的な疲労で疲れる人よりも、圧倒的に心の疲れで辛い思いをしている人が増えました。今回の「魅惑の心理」マガジンは、この心の疲労をどうやって取っていくかをまとめていきたいと思います。

なぜ最近はこうした疲労がたまりやすい環境になったかというと、二つの大きな流れがあると思います。ひとつは人間関係が複雑になり多くの人と向き合わなくてはいけなくなったことがあります。ご近所問題にしても、昔は向こう三軒両隣ぐらいでしたが、マンションに住んでいるとそういうわけにもいきません。もっと多くの人と接する機会が増え、さらに関係が浅いので相手の一つ一つの不快な行動が許せなくなりがちです。また職場でも女性の進出と共に異性との仕事も増えています。職場における異性間のトラブルはとても多くあります。また、ネットを通して人との付き合いも増えました。こうした精神的な疲れが溜まっていって、リセットできなくなっていると考えられます。

そして、もうひとつは

現代人の性格変化傾向、思考変化もあると思います。現代人は「失敗できない」と考える傾向があり、すべての人から嫌われないように気を張って生きています。自分は自分だからと開き直ることができない人が多くいるのです。そんな中でたくさんの人と会うと精神的にまいってしまいがちです。明日も明後日も人との付き合いが待っていると思うと、疲れが取れるわけもありません。

つまり環境の変化と思考の変化がこうした疲れやすい状態を作っていると考えられます。

○抜けない疲労感を取る心理

1. 脳の疲労感を取る

肉体的な疲労感と脳の疲労感を取るのは睡眠です。まずはこの基礎的な部分を確認します。加齢とともに睡眠ホルモンのメラトニンが低下していくので、質の良い睡眠は取りにくくなっていきます。そこに加えて寝る直前までパソコンやスマホを見るのはよくありません。寝付きの悪い人は入浴を睡眠時間の1時間半〜2時間前、照明の色を暖かい暖色、寝具は青系か白などにスタイルやアイテムを変えてみましょう。お風呂の温度は少しぬるめ(38〜40度)がオススメです。熱いお湯に浸かると交感神経が優位になり、眠りにくくなります。

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