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6. 記憶を変える 〜B.感覚・判断に影響を与える効果〜

時間感覚、重さ、大きさなどの感覚を色は変えてしまうことを解説してきましたが、色は記憶まで変えてしまう力があります。この色と記憶の関係は色差心理の中でも新しい研究のひとつであり、紹介している文献は少ないのですが、重要な効果なのでぜひ知ってほしいと思います。

私たちは見慣れたものや風景は覚えている自覚があっても、完全に記憶できないといいます。その中で、色は記憶されやすいものといえます。たとえばこんな実験があります。カリフォルニア州立大学の研究では、大学生を対象に、自動車を識別する情報として車種と色について実験参加者の記憶を調べたものがあります。

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